2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 福祉, 持続可能な生産と消費, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校は、中高一貫教育の中で、「持続可能な明るい社会を担うグローバルエリートの育成」を目標に掲げ、SDGsについての理解を毎日の学校生活で深めながら、グローバルリーダーに必要な意識の醸成を図っている。今年度も、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野から、「持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」、および「異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重」の力の育成を目標とした。

 

・SDGsセミナー

国立環境研究所の方からマイクロプラスチックについてのご講演や、つくば市環境衛生課の方から地域の課題についてご講演をいただき、グループワークで持続可能な環境および街づくりのための方策など考え、理解を深めることができた。

 

・国際交流ディスカッション

日本在住の8か国からのディスカッションパートナー(アメリカ合衆国、インドネシア、ウガンダ、エジプト、スペイン、スリランカ、バングラデシュ、ブラジル)とともに、SDGsの「教育」と「環境」の分野について発表を行い、活発な話し合いを行った。

・グローバルカフェ

南アフリカ、トリニダード・ドバゴ、アメリカ、ニュージーランド、インドネシア、ベトナム出身の方々に、各国の文化を中心にお話をいただいた。また、中国・深圳(つくば市と姉妹都市)とオンライン交流イベントを実施した。生徒の活発な質疑応答から、多様な文化への興味関心の高まりがみられた。

 

・国際デーのポスター(カレンダー)作り

英語と美術のクロスカリキュラムで、一人1つの国際デーについて調べ、ポスター作成を行った。今後、国際デーを紹介するプレゼンテーションを英語で行い、全員のポスターを校内に掲示する。

・生徒発信プロジェクト

生徒有志により、ウクライナへの募金活動や、文化祭でフェアトレード商品の販売を行い、売り上げを日本ユニセフ協会に募金した。また、「フードドライブ」を実施し、保護者のご協力をいただき集めた124kgの食品を、NPO法人フードバンク茨城(牛久市)に届けた。

 

来年度の活動計画

来年度もユネスコスクールとして、①SDGsの理解、②国際理解を深める活動を学校外との連携を計りながら行っていきたい。

① SDGsの理解

後期課程では、課題探究において「1人1探究」をテーマに研究論文作成、校内発表会)を実施している。自身の探究テーマは、SDGsの達成目標とどのように融合させることができるのか、SDGsゼミの実施を通して改良していきたい。また、各教科の中で取り扱っている題材がどのようにSGDsとつながるのかをさらに意識させる取り組みができるよう工夫したい。

② 国際理解

来年度以降も、ニュージーランドの姉妹校・交流校、地元の企業、研究施設や大学との連携、SSH指定校といったさまざまな強みを生かし、継続的な活動へとつなげるネットワークやシステムを構築していきたい。