| 所在地 | 〒461-0047 愛知県名古屋市東区大幸南一丁目126番地 |
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| 電話番号 | 052-722-4616 |
| ホームページ | http://www.np.aichi-edu.ac.jp/ |
| 加盟年 | 2012 |
2025年度活動報告
環境, 人権, 持続可能な生産と消費
本校は、「健康で心の豊かな子 まことを求め正しいことを守る子 よく考え実践する子 人を敬い助け合う子」という教育目標のもと、「探求的な見方・考え方を働かせ、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質や能力の育成」をねらいとし、SDGsを意識したESDの実践を、各教科の学習や学校行事で進めた。
① 2年生 道徳「きみなんて だいきらいさ」(人権)
友達関係について考えさせることをねらいとして、絵本『きみなんか だいきらいさ』を教材に道徳の授業を行った。題名を伏せた表紙を提示し、登場人物の表情や様子から物語を予想させることで、教材への関心を高めた。物語の途中で読み聞かせを止め、「この後、主人公はどのような言葉をかけるか」を考えさせたところ、「もう友達じゃない」「大嫌いと言う」など、怒りの感情に共感する意見が多く出された。一方、仲直りに向かう場面を読み進めると、驚きや共感の声が上がり、登場人物の心情の変化について考えを深める姿が見られた。話し合いを通して、子どもたちは「けんかをしないこと」だけが友達関係ではなく、「けんかをしても相手を大切に思い、仲直りしようとすること」も相手を尊重した関わりであることに気付いた。授業後の振り返りには、友達との関係を見直す記述が見られ、自他を大切にする新たな価値観を形成することができた。
② 3年生 社会科「農家の仕事」(持続可能な生産と消費・環境)
名古屋市の飯田農園でブランド野菜「miuトマト」を栽培する飯田実さんにご協力いただいて、授業を行った。飯田さんは、お客さんに向けて、安心・安全なものを届けたいという思いから、有機栽培にこだわってトマトを育てていること等について学んだ。その後、飯田さんから「今後、地元の工場から出た二酸化炭素を使って、環境に優しい農業をしてみたい。しかし、どうしてもイメージが悪くなってしまう。どうすれば良いと思うか、みんなのアイデアをください」と子どもたちに課題を示していただき、一緒に考えることになった。「トマトを食べた私たちの感想をお客さんに伝えられないかな」「最先端の取組であることと、飯田さんの思いを知ってもらうために文章を書いてみました」等、いくつもアイデアを提案した。授業後、飯田さんから「もらったアイデアを生かして、さらにお客さんに喜んでもらえて、名古屋市の環境にも良い農業を続けていきます」とお話いただき、働く人の思いや取組について深く考えることができた。
③ 3年生 理科「動物のすみか」(環境)
動物がいなくなった公園を再生するプロジェクトを設定し、児童が自分たちの力で課題を解決しようと主体的に学習に取り組めるようにして、理科の授業を行った。虫や小動物が集まる環境を考えるため、児童は学校内のさまざまな場所を観察し、生き物の種類や周囲の環境の様子を学校の地図に記録した。観察結果を基に学級で話し合う中で、食べ物となる植物がある場所や、草や木、石の下など身を隠すことができる場所に多くの生き物が集まることに気付いた。その気付きを基に、グループごとに生き物が集まる公園の在り方について話し合い、理科で学んだ内容を生かした公園づくりの提案を行った。さらに、動物の立場に立って環境を考える視点が育ち、人の行動が自然環境に影響を与えることについても理解を深めた。活動を通して、動物にとって環境を整えることの重要性を理解し、身の回りの自然や生き物を大切にしようとする意識を高めることができた。
④ 5年生 家庭科「持続可能な社会へ 物やお金の使い方」(持続可能な生産と消費)
物の買い方や選び方、お金の使い方などを学習する家庭科の題材において授業を行った。まず、「持続可能な社会とはどのような社会か」というテーマに対して、調べたり、議論したりした。「今ある物が使えるのではないか、本当に必要かを考えてから買い物をした方がよい」「買ってからのことも考えてから買わないといけない」「食品ロスをできるだけ減らしたい」など、持続可能な社会について自分事として考えることができていた。その後、「持続可能な社会に向けた物の買い方と選び方」について学びを進めた。その際、フェアトレードのチョコレートと紅茶を試食し、フェアトレードや児童労働について学習した。「自分が買い物をするときの物の選び方や買い方一つで、社会のためになる行動ができるなんて、これまで思っていなかった」「フェアトレードの商品を他にも探して買ってみたい」などと話し、持続可能な社会の実現に向けた消費者意識を高めることができた。
来年度の活動計画
令和8年度においても、各学年、各教科の学習において、「探求的な見方・考え方を働かせ、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質や能力の育成」を目標として学習に取り組んでいく。コロナ禍で培ったオンライン技術や、これまでの学習内容を現在の社会にあった形に見直すなどして、継続的に取り組めるようにする。
