• にいがただいがくふぞくながおかちゅうがっこう
  • 新潟大学附属長岡中学校

  • Nagaoka J.H.S. Attached to Niigata University
  • 種別 地区
  • 主な活動分野減災・防災, 平和, 持続可能な生産と消費, 健康

所在地 〒940-8530 新潟県長岡市学校町1-1-1
電話番号 0258-32-4190
ホームページ http://www.nagaoka.ed.jp/
加盟年 2010

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 国際理解, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育

本校は、目指す生徒像を「自ら動き出す子供」とし、自ら考え、自ら学び、行動する生徒の育成を目指している。その中で、ものごとの意味や本質を問い、納得解・最適解を求め続ける力を育むことを重視している。変化の激しい社会において、価値観の相違や利害の対立がもつ意味を問い直したり、起こっている問題の本質は何かを見極めたりする力が必要であり、このような力をESDを通して育成することを目標としている。
具体的には、下記の学習を行った。

① 長岡市街をフィールドに -デザイン思考を取り入れた地域課題発見と解決案の想起-
当校では、総合的な学習の時間を「そうせい」と名付け、学習活動を展開した。まず、当校敷地内において、違和感を抱く部分がないかを考え、その違和感を抱いた部分に対してユーザーの視点に立って、どのように改善していったらよいかグループで検討し、資料としてまとめ、プレゼンテーションを行った。
続いて、長岡市街のフィールドワークを通して、気になる場所を見付け、その場所のユーザーを明らかにしたうえで、ユーザーの視点に立って、どのような場所にしていったらよいかをグループで検討し、資料としてまとめ、プレゼンテーションを行った。デザイン思考の5つのプロセスである、「観察・共感」「定義」「概念化」「試作」「テスト」を単元の中に取り入れることで、自分の周辺及び地域社会に主体的にかかわりながら、問題発見と課題解決に向かう資質・能力のはぐくみを目指した。

② 「持続可能な社会」を実現するために私たちは何をするべきかについての課題研究
各教科の学習で、「持続可能な社会」に関する学習を行った。特に理科では、第3学年において、これまでの小学校、中学校での理科の学びを振り返りながら、「持続可能な社会を現実のものにするため、科学を手に私たちは何をすべきか」というテーマで課題研究を行った。生徒は、生物多様性や環境保全、再生可能エネルギーの有効利用、二酸化炭素の排出量削減等に興味をもち、研究を進め、資料にまとめ、プレゼンテーションを行った。

来年度の活動計画

各教科等の学習において、当校の研究を進めていくと共に、ユネスコが提唱している学びの4本柱を意識した教育活動の実践について研究していく。また、生徒が他人事でなく、自分事として学習内容に対して切実感をもつことができるような指導の工夫を研究していく。以上の視点から単元構成や年間指導計画を見直していく。年間を通じて当該学年の生徒の問題意識がつながるよう配慮し、中学校3年間を見通した年間指導計画を作成していく。

過去の活動報告