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加盟年 2012

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 気候変動, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 食育, 貧困

・平和についての活動 目標1・2・6・10・16

自由遊びの際に鉄砲を作って遊ぶ姿があり、ロシアとウクライナの戦争についての声も子ども達から挙がり、興味があることが分かったため、平和について考える時間を設けた。戦地の状況について知り、子ども達が考える平和とは何か聞いてみると「お母さんお父さんと一緒に寝られること」「自由に遊べること」「お風呂に入れること」など日常を平和と感じている様子だった。そこで今日楽しかったことをテーマに、平和を絵で表現し、作品は近くの図書館に飾り、地域との交流も生まれた。

・チャレンジウィークのストーリー(スポーツデイに向けた活動) 目標11・12・14・15

住んでいる星を大切にせず、滅びたら違う星に住むという文化をもっている宇宙人との出会いを経て、地球が滅びないために何をしているか考えた。ゴミはゴミ箱に入れる、水を無駄遣いをしない、壊れたもの直して使うなど子ども達がすぐに実践できる身近なところから考えを広げた。また、それを宇宙人に伝えても理解してもらえないことにより、立場による感じ方の違いや異文化同士が分かり合う難しさを感じ、どうしたら分かり合えるのか考えるきっかけとなった。

 

・生き物についての活動(魚) 目標2・14

魚の生態に興味を持っていたため、鯖を解体して観察したり触ったりした。鯖に包丁を入れていくと血が出たり身体がばらばらになっていき「かわいそう」「ひどいことをしている」と生き物が死んでいくことを実感していた。普段食べているものもこうして命をもらっていることを感じるきっかけとなった。

 

・夏野菜の栽培 目標2・7

夏野菜って何だろうということから始まり、1冊の本を読むと子どもたちがよく知っているトマトやナス。大好きなキュウリは夏野菜に入ることを知り、何を育てたいか話し合いを行った。この野菜が育てたいだけでなく、理由も一緒に述べて話す姿があった。実際に子どもたちから出てきたのはピーマンときゅうり。自分たちで育てたい、大きくなったものは食べられるんだよね?と苗を植えるときから、期待感を持っていた。毎日水を順番にあげて、観察を欠かず行った。より愛着を持つために名前を付ける姿も見られた。結果、収穫を待っていたが、大きくなる前に枯れてしまい、花は咲いたが大きくなることはなく暑さで枯れてしまった。枯れてしまったときには「水をあげるのを忘れてしまったから、のどが渇いて枯れちゃった」と話しており、野菜を育てる難しさを感じていた。プランターを覗くと小さいピーマンが落ちていることに気付く。半分に割ってみると「小さいのにピーマンの匂いがする」「これ種かな?これ植えたらまたなってくれるかな・・」と栽培の意欲がさらに芽生えていた。

→「腐る」ということ
戸外で拾ったお気に入りの葉っぱを色水にした。ジップロックに入れて飾っていたが、ある日くさい匂いがすることに気付く。
ジップロックを開けてみると、今まで嗅いだことのないにおいがした。
植物は時が経つと腐る。腐るとはどういうことなのか、実際に見て触って嗅いで学んだ。
植物も生きていて、腐ったものは地面に埋める。そうすることで巡り巡って命が繰り返されることを知った。

 

来年度の活動計画

・園内外での研修(シンポジウム、ダイアログなど語り合い研修含め)を通じ、保育活動の中でESD・SDGsの考え、それぞれの思いが自然と身に付き共有できる環境を設定する。

・普段の生活、遊びの中で見つかる疑問や発見がESD活動に繋がることを改めて理解し、子どもと保育者、保護者も一緒になりながら環境問題、世界の様々な課題、今自分たちには何が出来るのかを共に考えていく。

・身近な食物、水、資源など様々な環境は限りあるものだということを知り、それぞれが意識を変えていけるような関わりを持つ。

・世界など身近な環境以外で、どのような問題や課題があるのかを知り、自身の思いを行動に繋げていく。

過去の活動報告