2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費

本園は、「環境」「平和」「食育」をテーマに活動を行いました。

①  環境に係わる活動

(ねらい)・自分たちの身の回りにはどれくらいのゴミが落ちているのか知る
・『落ちているゴミはそのままだとどうなるのか』という実験を通して、自分にで   きることを考え取り組もうとする。4歳児クラスにて散歩で、ゴミ拾いを行う。

拾ってきたプラゴミ、たばこ、バナナなどを土に埋めてに4ヶ月後に掘り起こしどうなったか見た。

②  平和に係わる教育

86日 広島原爆に日に5歳児5広島出身の職員から原爆ドームの話を聞く。

 5歳児クラスにて広島出身の職員から、職員の祖父の実体験の話と写真をもとに原爆があったこと、戦争があったことを知り平和を考える時間をもった。

③  食育に係わる学習→☆調理職員による、魚()の解体ショー

(ねらい)本物に触れる大切さを学ぶ・命の大切さを知ることで感謝の思いを持つ

お昼には命を頂いているから全部食べると言って全員が給食を完食するなどいい影響があった。魚の内臓や身体の仕組みに今日を持ち自分達で魚の内部について調べていた児もいた。

 

④  国際理解に関わる学習

(ねらい)世界の環境を知り、興味を持つ

毎年ワールド・ビジョン・ジャパンの派遣授業を依頼し、幼児クラスに話をしてもらう。幼児組ではうがいをする際、コップに必要以上の水を入れていないか確かめる実験を行っていた。うがいが済み、コップに余った排水をペットボトルに溜めてみて、実際どれだけの量が無駄になっているかが分かった。

⑤乳児クラスでの取り組み

目標2、目標3、目標5、目標6、目標14、目標15に繋がるような働きかけを行っている。乳児期は問題について考える段階以前の、乳児自身が目標1~17に繋がるような目標4を受ける段階にある。私たち保育者は、児たちが心地良さを知る、自分の身を守るというような生きるために必要なことを身に付けられるよう援助し、目標16に繋げるEDSの本質である“共感力”を育んでいる。

来年度の活動計画

今年度は職員のESDへの意識を高めようという目標を持ち、全園職員参加の研修会でESDSDGsについての発表を行った。また毎月の会議で、各クラスが行った活動はSDGsのどの項目に当てはまるかを発表し合い意識を高めていった。そのため、より保育に特化して意識の改革が出来た。ESDという概念とリンクさせられるように日々各々が取り組んでいる為、来年度はよりESDの理解を深めていきたいと考えている。また、プロジェクトメンバーが講習会等の参加し、日本そして世界の動向を知り、今の学生がどのようなところに問題を感じているのかという事を知り、それを乳幼児にどのような形でおろしていくかという事を考える機会となった。ESDライブラリーを園内に設ける目標も立てていたが、認知度をあげるための環境設定が不十分だったため上手くいかなかった。来年度は今年度の反省を生かし、保護者との連携にも繋げていきたい。ESDの本質を理解するのは難しいため、全体に向けた研修の必要性も感じ、要望を出している。職員一人ひとりがESDを理解し、遊びの中に取り入れていくことが子どもたちの興味に繋がることを意識していきたい。