所在地 | 〒630-8014 奈良県奈良市四条大路5-6-1 |
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電話番号 | 0742-33-1431 |
ホームページ | http://www.naracity.ed.jp/miato-e/ |
加盟年 | 2011 |
2024年度活動報告
活動分野
環境, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育
本校における総合的な学習の時間及び生活科は、コンテンツ・ベースから、コンピテンシー・ベースへと舵切りを行ってから3年経過している。まだまだ、学習内容重視になってしまうという課題が残っている。学習1つ1つの内容と目的は、児童の実態とあうものがほとんどであるが、1度の学習で完結してしまい次につながらないこと(連続性がない)や、実態にあわないが「やらなければいけない」ということがある。また、過去の取り組みの中では、専門的な知識を有する実践もあったため、再現性がない現状でもある。そのため、昨年度の学習内容をそのままおこなうのではなく、めざす子ども像を達成できるような、切り口や学習内容を学年及び学校で検討した。本稿では、上述の課題を解決するために行った4年生の実践を示す。
2学期から3学期にかけて学習した「魅力お届けプロジェクト」では、4年生のめざす子ども像である「自分のまちを大事に思う子ども」に迫る内容を行った。地域の田んぼで収穫させてもらったお米を、奈良県の特産物である柿や伝統的な手法で人気のある醤油屋さんの醤油と併せて加工し、パフを開発・販売することを通して、一次産業に従事する方が抱える社会課題の解決に協力する活動を行った。その中で子どもたちは、社会に少し貢献できた充実感や自分のまちを誇りに思えるような姿が見られた。
来年度の活動計画
既述のように、本校はコンピテンシーをベースとした、以下の切り口と子ども像を系統的に定めている。
・1、2年「自分のまわりのものを切り口に、自分や自分のまわりに関心のもてる子ども」
・3年「文化の継承を切り口に、自分の生活が文化の継承とつながっていることを考えられる子ども」
・4年「インフラを切り口に、自分のまちを大事に思う子ども」
・5年「環境問題を切り口に、自分の生活圏を見直すことのできる子ども」
・6年「SDGsを切り口に、持続可能な社会に向けて、自分にできることは何かを考えられる子ども」
来年度も、上記の系統性を踏まえつつも、学習内容は各担任の創意工夫によって変更を加えながら、計画・実施・評価・改善していく。