• ならしりつみあとしょうがっこう
  • 奈良市立都跡小学校

  • Nara Municipal Miato Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒630-8014 奈良県奈良市四条大路5-6-1
電話番号 0742-33-1431
ホームページ http://www.naracity.ed.jp/miato-e/
加盟年 2011

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育

昨年度より、本校における総合的な学習の時間及び生活科は、コンテンツ・ベースから、コンピテンシー・ベースへと舵を切った。ただ、本校の生活科の年間計画では、学習内容重視になってしまうという課題が残っている。学習1つ1つの内容と目的は、児童の実態とあうものがほとんどであるが、1度の学習で完結してしまい次につながらないこと(連続性がない)や、実態にあわないが「やらなければいけない」ということがある。また、過去の取り組みの中では、専門的な知識を有する実践もあったため、再現性がない現状でもある。そのため、昨年度の学習内容をそのままおこなうのではなく、めざす子ども像を達成できるような、切り口や学習内容を学年及び学校で検討した。本稿では、上述の課題を解決するために2学期から行った2年生の実践を示す。なお、2年生の切り口と目指す子ども像は「自分のまわりのものを切り口に、自分や自分のまわりに関心のもてる子ども」である。

2学期に学習する「校区探検」や「おもちゃランド」などの学習内容を、「自分のまわりのもの(校区の建物など)」や、聴覚障害者理解を切り口に、めざす子ども像「自分や自分のまわり(校区)に関心のもてる子ども」を目標に設定した。子どもと学習内容の目的を共有したことで、主体的な学びにつながった。また、今までの学習では「校区探検に行くこと」が目的化されていたが、「都跡校区のよさや、あぶないところを見つけるには、じっさいに行ってみることがいいと思う」と、子どもの発言をもって校区探検に行き、それを手段とすることができた。学習時以外にも子どもと校区の話をすることを通して、校区に関心のもてる子どもに育てられるようにした。

来年度の活動計画

既述のように、本校はコンピテンシーをベースとした、以下の切り口と子ども像を系統的に定めている。
・1、2年「自分のまわりのものを切り口に、自分や自分のまわりに関心のもてる子ども」
・3年「文化の継承を切り口に、自分の生活が文化の継承とつながっていることを考えられる子ども」
・4年「インフラを切り口に、自分のまちを大事に思う子ども」
・5年「環境問題を切り口に、自分の生活圏を見直すことのできる子ども」
・6年「SDGsを切り口に、持続可能な社会に向けて、自分にできることは何かを考えられる子ども」
来年度も、上記の系統性を踏まえつつも、学習内容は各担任の創意工夫によって変更を加えながら、計画・実施・評価・改善していく。

過去の活動報告