• めいじょうがくいんこうとうがっこう
  • 明浄学院高等学校

  • Meijo Gakuin High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 持続可能な生産と消費

所在地 〒545-0004 大阪府大阪市阿倍野区文の里3-15-7
電話番号 06-6623-0016
ホームページ https://www.meijo.ed.jp/
加盟年 2010

2023年度活動報告

活動分野

文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, 食育

本校の方針

本校は学校方針として、「これからの多様な変化に富んだ社会、変容する国際社会の中でも、自分の考えで行動し、活躍、貢献できる女性の育成」を掲げておりESDの学習・実践の中で学校目標である国際理解の推進を進めている。

具体的には、国際理解・人権教育・伝統教育・持続可能な生産と消費を柱に、①国際理解にかかわる教育、②人権教育にかかわる教育、③伝統文化についての学習 を行った。

①国際理解に関わる教育

本校は1年次より週に1回ネイティブ教員による英語の授業を実施している。7月にスペインより大学生が本校を訪問し、それぞれの文化を教え合い、交流した。本校の学生たちにとってもヨーロッパに対するイメージはあったとしても、しっかり話を聞く機会もなかったので、すごく生き生きとしていた様子だった。また、12月にもオンラインで韓国の学校と交流し、日本語での交流にはなったが、日本と少し似た文化に触れ、学びにもつながっていた。

②人権教育に関わる教育

多様に変化する社会に対応してもらいたいということで、人権教育には力を入れている。今年はLGBTQ関する講演会を実施した。生徒たちは、あまり考えたことのなかったことのようだったが、まずは身近なことだという認識ができたのではないかと思う。

また、人道支援ということで生徒会を中心にインドネシア・フィリピンへの募金を実施した。初めて実施したため、金額としてはまだまだだが、生徒への認識。理解を得られるように活動していきたい。

そして、昨年度に引き続きユニクロが主催している。「服のチカラプロジェクト」にも参加している。本校ファッション・メイクアップ専攻の専攻生を中心に活動し、いらなくなった子ども服を回収している。

地域との関わりも大切にしており、今年度は地域の子どもたちを対象とした「こども食堂」を実施した。普段関わりのない小学生に「どうしたら楽しんでもらえるのか」「どんなことをすればいいのか」「どんなことが好きなのだろうか。」など色々なことを考え、悩んでいる姿が印象的だった。

③伝統文化に関する教育

1年次より週1回の和歌の授業に取り組んでいる。新年かるた会や芭蕉忌、家隆忌など日本の伝統的な文化に触れる機会も多くある。和歌・俳句が身近な存在にある生徒も多い。また、本校には筝曲部があり、文化祭・新入生歓迎会などでも発表する機会は非常に多い。新年かるた会は毎年実施しており、百人一首を覚えている。多くの枚数を覚え、楽しみながら練習している様子が印象的である。

来年度の活動計画

今年度は、新型コロナウイルスも5類になったことから、元通りに色々な行事をできるようになった。そのこともあり、昨年度に比べ活発に行動できたと思う。そのうえで来年度は今年度実施したことを引き続き実施し、もっと内容を拡充していきたいと思っている。

ESDに関して

ESDの理解と実践について学校全体に浸透させていきたい。教員の外部研修の参加・校内研修を通じて、そのうえで生徒会役員・ユネスコクラブの部員を中心として、学校全体でESDの実践に取り組んでいける体制を整えたい。

国際交流に関して

来年度も韓国やオーストラリアなどの様々な学校と交流予定である。1月には韓国の仁川より高校生が訪問予定である。2月には大阪で開催される「ワン・ワールド・フェスティバル」に参加する予定である。今年は出店はしないが、生徒たちが色々なつながりや知識を持ってもらえたらと思う。4月以降にはまだまだたくさんの交流行事を実施していく予定である。

ボランティア活動

ボランティア活動は赤十字やゴミ拾いなどといった色々な活動にもっと参加していけるようにしたい。今年度実施したことは引き続き実施していきたい。

食育に関する教育

ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「和食」「キムチ」などの食事作りに関しても取り組む予定だ。作るだけでなく、それを伝える活動もできたらと思っている。来年度はまだまだ生徒たちに学んでもらうことになるかと思う。

最後に

今年度は色々なことに取り組めた1年だった。発信などにもしっかり力を入れていけるようにしたい。

過去の活動報告