2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 世界遺産・地域の文化財等, 貧困

本校は、「グローバルな視野をもって社会で活躍できる女性の育成」を学校理念として、ESDの学習・実践を通して、教育方針を達成することを目標とした。

具体的には、国際理解・人権教育・伝統教育・ボランティアを柱に、①国際理解に係わる活動、②人権教育に係わる教育、③伝統文化についての学習、④ボランティアに係わる学習を行った。

①国際理解に係わる教育

国際理解の第一歩として、外国語を学ぶカリキュラムを工夫しています。1年次では、少人数での英会話授業があり、2・3年次では韓国語・英会話の授業を展開している(選択制)。昨年度に引き続き、中国からの留学生を受け入れ、毎日の学校生活を共にしています。また、マレーシアから大学生を招き、交流活動を実施しました。(7月と9月に1日ずつ)

②人権教育に係わる教育

人権教育でも国際理解と女子教育をテーマとして取り上げました。「すべての人に教育を」を合言葉に、今年度も生徒会・ユネスコクラブが主体となってRoom To Readに取り組んでいます。学院祭とワンワールドフェスティバルで、成果をPRし、図書館を建てる運動について発表を行いました。

③伝統文化についての学習

本校では、自国文化の理解が、異文化を理解し尊重する態度・行動につながると考えています。本校は伝統文化の教育も大きな柱として取り組んでいます。とりわけ、和歌や俳句の授業は長く続く学校行事です。1年次の和歌の授業は、綿密な授業計画が作られ、生徒たちは自然に感性を開花させていきます。特に、宮中歌会始めには毎年全校生徒が様式にのっとって墨書し、和歌を詠進します。また、毎年2月に催される和歌披講会は、京都冷泉家の指導により、古式にのっとった和歌披講の作法を学び、秀歌を披講するものです。

④ボランティアに係わる学習

学校全体でもボランティア活動を通して地域に貢献することを試みた。今年度も、夏季休暇中に本校のグラウンドにて「明浄夏ものがたり」と題した夏祭り・盆踊りをおこなった。本校の生徒も運営に参加し、地域の人々と協同して、運営をすすめた。近隣の児童生徒も多数来場した。その他、近隣の清掃活動をおこなった。

来年度の活動計画