2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 平和, 人権, 世界遺産・地域の文化財等, 健康, 貧困

活動分野:環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 世界遺産や地域遺産等, 健康, 貧困

本校は、「グローバルな視野をもって社会で活躍できる女性の育成」を学校理念として、ESDの学習・実践を通して、教育方針を達成することを目標とした。具体的には、国際理解・人権教育・伝統教育・ボランティアを柱に、①国際理解に係わる活動、②人権教育に係わる教育、③伝統文化についての学習、④ボランティアに係わる学習を行った。

① 国際理解に係わる教育
1年次からレベル別で英会話の授業があり、言語を学びながら文化を知る学習を行いました。また中国からの留学生が各学年に在籍しており、普段の生活の中で外国人との交流ができる環境があり、国際理解の教育に努めています。
生徒会役員が中心となって、来年度予定している韓国・台湾の生徒との交流会に向けて準備を行っています。1つのテーマに沿って意見交換を英語で行う予定になっています。
②人権教育に係わる教育
今年度より「あなたのはがきが、だれかのために。キャンペーン」というプロジェクトに参加することになりました。この活動では書き損じハガキや古切手を集めそれを換金して海外の支援活動団体に寄付するという活動です。この活動は本校の継続的な取り組みとして続けていきたいと思います。
③伝統文化についての学習
本校では、自国文化の理解が、異文化を理解し尊重する態度・行動につながると考えています。本校は伝統文化の教育も大きな柱として取り組んでいます。とりわけ、和歌や俳句の授業は長く続く学校行事です。1年次の和歌の授業は、綿密な授業計画が作られ、生徒たちは自然に感性を開花させていきます。特に、宮中歌会始めには毎年全校生徒が様式にのっとって墨書し、和歌を詠進します。また、毎年2月に催される和歌披講会は、京都冷泉家の指導により、古式にのっとった和歌披講の作法を学び、秀歌を披講するものです。今年度はコロナの影響で披講会が延期になりましたが、練習は引き続き行っています。
④ボランティアに係わる学習
今年度はコロナの影響で外での活動を行うことはできませんでした。そのため今年は校内の美化活動に努めました。全学年全クラス対抗で「学校をきれいにしよう!」というテーマで大掃除を行いました。普段掃除をする場所以外も掃除することにより、環境美化に対する意識が高まりました。

来年度の活動計画

引き続きESDの理解と実践について学校全体に浸透させていきたい。特に本校教員の研修参加、校内研修を実施し、ESDの理解を促したい。そのうえで、学校全体でESDの実践に取り組んでいける体制を整えたい。

国際交流の面では、本校生徒がテーマに沿った討論を含めた交流を韓国や台湾の生徒と行いたい。討論を含めた交流はオンラインで行う予定である。
それぞれの学校のESDの取り組みについて発表しあい、意見交換をして交流したい。

地域貢献の面では、引き続き、地域の方々が参加できる明浄夏まつりを行う予定である。特に地域の小学生・中学生が参加できるような催しを現在検討中。

その他の活動として不要になったはがきや切手などを集めて海外協力活動に寄付する「あなたのはがきが、だれかのために。キャンペーン」を引き続き行いたい。