• けせんぬましりつまついわしょうがっこう
  • 気仙沼市立松岩小学校

  • Kesennuma Municipal Matsuiwa Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野海洋, 減災・防災, 気候変動, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育

所在地 〒988-0122 宮城県気仙沼市字松崎五駄鱈5
電話番号 0226-22-7153
ホームページ http://www.kesennuma.ed.jp/matsuiwa-syou/
加盟年 2008

2023年度活動報告

活動分野

海洋, 減災・防災, 気候変動, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育

本校では「自分と地域の人や自然環境,歴史,産業との関わりやつながりを通して「問い」を設定し,探究的に学びながら,それを社会で生かすことのできる児童の育成」を目標とし,ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野のうち「持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」「異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重」を通して「時代の大きな変化への理解と柔軟な対応力の素地」の育成を目標とした。具体的には,海洋(含防災),地域・環境,福祉を三本柱とした。ここでは,福祉(3年),海洋(5年),地域・環境(6年)の学習の様子について紹介する。


【福祉】
・第3学年では総合的な学習の時間に「松岩の人となかよくなろう」の学習をした。学区内にある気仙沼支援学校との交流会を2回行ったり,地域の老人クラブの方々と昔遊びで交流活動を行ったりした。これらを通して,障がいへの理解を深めたり,思いやりの気持ちを高める児童が増えた。また,国語「パラリンピックについて調べよう(東京書籍)」の学習と関連付け,「キャップハンディ体験」や「パラスポーツ(ボッチャ)」の体験も学習計画に組み込むことで,体系的に学ぶことができた。


【海洋】
・第5学年では総合的な学習の時間に「森と海のつながり」「海と生きる~わたしたちは気仙沼の海大使」の学習をした。「森と海のつながり」では,松岩浅海漁業研究会,松岩愛林公益会の協力を得て,ワカメの養殖体験や植林体験を行った。「海と生きる」では,社会科の学習と関連付け「気仙沼の水産業」について探究学習を展開した。気仙沼魚市場では,生鮮カツオの水揚げの様子を見学することができた。また,地域にある「丸繁商店」を訪ね,メカブの加工の様子を見学した。気仙沼の水産業を支える様々な仕事をする人の工夫や苦労,思いに触れて学んだことは,11月に開催された「海洋教育こどもサミットinひろの(オンライン開催)」で他地域の学校へ発信した。
【地域・環境】
・第6学年では総合的な学習の時間に「未来の松岩を描こう」の学習をした。これまでの学習から現状を見つめ,自分たちにできることを考え,行動し,発信することを通して学びを深めた。地域の文化や歴史,震災からの復興について学んだことを,国語「町の未来を描こう(東京書籍)」の学習と関連付けながら,未来の町づくりについて考えを広げた。

来年度の活動計画

次年度も,福祉,海洋(含防災),地域・環境の三本柱で,教科と総合的な学習の時間を関連付けながら学習を進めていく。体験活動の在り方については「探究学習へのつながる体験活動」や「課題解決に向けた体験活動」など,目的を明確にしながら,体系的に進めていく。その際には,地域との協働を推進しながら,地域の中の一人として「どのように生きていくのか」といった自分の生き方・在り方を考えることができるような展開を工夫していく。「探究学習」についても,様々な体験活動を通して自らの「問い」を持ち,主体的・協働的に解決できるような力を付けさせていいく。それを実現させるために,教員も視野を広げ,継続的に研修を進めていく。

過去の活動報告