所在地 | 〒731-4214 広島県安芸郡熊野町中溝6−1−1 |
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電話番号 | 082-854-0109 |
ホームページ | http://kuma0109.ec-net.jp/ |
加盟年 | 2013 |
2023年度活動報告
減災・防災, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等
本校は、「地域を愛し,地域から愛され,地域に生きる子どもの育成」を学校経営のミッションに掲げ、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して、「地域文化の伝承と創造」、「防災・減災」をテーマに活動を行った。
具体的には総合的な学習の時間、社会科、理科、技術家庭科(技術分野)、特別の教科道徳の時間を柱に、①組曲や職場体験など地域の伝統文化・産業を体験する活動、②防災・減災を視点とした、地域の今後の発展に関わる活動を行った。
①組曲や職場体験など地域の伝統文化・産業を体験する活動
総合的な学習の時間を使って「地域文化の伝承と創造」をテーマにして、毎年、「組曲・筆の都くまの」の創作に全校で取り組んでいる。これは、町内に現存する「筆まつり唄」や「筆踊り」を発展させ、和太鼓、篠笛等の和楽器を取り入れて創作したもので、約30分間、全校生徒が演じる。和楽器などのパートの他に、踊りのパート、吹奏楽部のパート、書道部のパートに分かれて活動を行い、文化祭で披露した。
また、2学年の生徒は職場体験学習を通して、熊野町の伝統産業である筆産業に関わりをもつ活動を行った。
②防災・減災を視点とした、地域の発展に関わる活動
平成30年に西日本豪雨災害で大きな被害を受けたこともあり、防災・減災を視点とした教育活動を継続して実施している。2学年では共助の視点、3学年では公助の視点での学習を行った。2年生は避難行動訓練「EVAG」を行い、住む地域に応じて避難行動に違いがあることも疑似体験した。3学年では地域の防災センターと連携を図り、避難所のあり方について地域へ提案を行った。
来年度の活動計画
引き続き「地域文化の伝承と創造」をテーマに,熊野町の伝統文化である「筆」を題材とした,「組曲 筆の都くまの」の第22代目の発表に向けて取り組む。また,地域の伝統産業としての筆作業との関わりを職場体験学習などでもち,どのように地域を振興できるかを考える機会を設ける。
防災・減災を視点とした,地域の発展に係わる教育においては,生徒一人ひとりが自分事として捉えられるように行い,さらにその成果を地域に発信できるような取組を行う。