• おかざきしりつじょうなんしょうがっこう
  • 岡崎市立城南小学校

  • Okazaki Municipal Jonan Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒444-0835 愛知県岡崎市城南町1-11
電話番号 0564-52-2913
ホームページ https://cms.oklab.ed.jp/el/jounan/
加盟年 2012

2023年度活動報告

活動分野

平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 健康

学校目標「自律意識が高く、思いやりにあふれる子供の育成」のもと、5年生が総合的な学習の時間に、様々な体験を通して福祉について学んだ。

 

(1)キャリア教育の視点を取り入れた体験活動等難聴・中途失聴者の会会長 羽田野裕子氏(他7名)による講話【R5.6.22】

筆談や「耳マーク」の活用や災害時における聾者に対応の仕方について話を聞き、筆談でメッセージを伝える実習を行った。障害者とのコミュニケーションの仕方について振り返りを記入する場を設定し、積極的にかかわる気持ちを高めた。

(2)福祉実践教室「高齢者疑似体験」【R5.9.4】

肘あてや膝あて、手袋をして手足の動きを制限し、豆をつまんだり階段の上り下りをしたりして、高齢者の体の動きづらさを体験した。また、視野を制限する眼鏡を付けることで、高齢者の見え方を体験した。最後に、高齢者に接する際に気を付けることについて話を聞き、自分たちにできることは何かを考えることができた。

 

 

 

(3)「城南CTIYカーニバル」で学んだことを発表【R5.10.27~28日)

福祉について学んだことついて、他学年や保護者をワークブース(お店)に招待し、分かりやすく伝えた。車いす体験や高齢者体験のコーナーを企画し、下学年に丁寧に伝える姿があった。

 

 

(4)パラスポーツ体験「車いす陸上プログラム」パラスポーツサポートセンター 永尾嘉章氏始め3名【R6.1.12】

車いすリレーのルールを知り、レーサー体験をしたのち、実際にリレーを行った。また、講師から、他人事を自分事として考える心や、夢や目標を持つ力について話

を聞いた。誰でも工夫次第でスポーツを楽しむことができることや、障がい者と共にスポーツができることに気付き、誰に対しても自らコミュニケーションを取ろうとする意識を高めた。

 

来年度の活動計画

5年生の感想の中に、「私は、顔で見る感じあまり困ってなさそうかなあと思っていたけど、障がい者の方たちは心の中で困っているんだなと思った。」というものがあった。普段の生活の中で接する機会が少ない障がい者や高齢者と会話をすることや、疑似体験をすることで、困りごとや気持ちを理解することができた。また、体験や講話の最後に、講師の方から今後の目標や子供たちに対する思いを話していただくようにした。その話を聞いて、「どんな障害でも、ふつうの人と同じく大きな夢をもって生きている」「あきらめないで努力をすることが大事だと思った。」と感想を持つ子供が多くいた。高齢者や障がい者を弱い立場という見方をするのではなく、自分たちと同じように夢や希望をもっていることや、それに向けて努力をしていることを知り、逆に励まされることにつながった。

今後の課題として、発達段階に合わせた話し方や言葉遣いについて指導を行うことで「ことばの力」を高め、より効果的に伝える工夫を身に付けるようにしたい。そして、発表の際に必要な図や写真、キーワードなどを、一人一台配られたタブレット端末を活用する「見せる力」の育成にも取り組んでいきたい。あわせて、相手の話を聞くときの姿勢や、上学年では考えをもって聞く「よい聞き手」になるための指導も行っていきたい。

過去の活動報告