2022年度活動報告
本年度の活動内容
減災・防災, 人権, 健康
2022年度
「つなごう みんなのいのち」
東日本大震災で被害を受けた方、災害現場で救助活動にあたった方から、当時の様子や思いをうかがい、防災意識を高めるとともに、自分たちにできる防災について考えることを試みた。
【学習活動】
宮城県名取市閖上地区は、地震と津波によって大きな被害を受けた。そのため、この地区は、防災教育に力を入れている。そこで、閖上小中学校の4年生が実施した防災の授業に、ZOOMを活用して、本校の児童も参加させていただいた。授業では、お話をしていただいた方に質問をしたり、相手校の児童と意見交換をしたりした。
【成果・効果】
被災した方の生の声を聞くことができ、災害の悲惨さや、復興の困難さを実感することができた。また、大きな災害時には、公助が遅れることがあり、地域での共助が重要であることに気付き、地域の活動を調べるきっかけとなった。さらに、家庭で防災対策を話し合う学習につなげることもできた。
また、後日、学校行事において、学習の成果を、地域の方に発信し、自分たちの学びを褒めていただいたことで、多くの保護者や地域の方の役に立てたという満足感を得ることができた。
来年度の活動計画
本校は、総合的な学習の時間を「けやき学習」と名付け、系統的に学習を進めている。主に、1年生「植物の命」、2年生「町の人々」、3年生「動物の命」、4年生「防災教育」、5年生「福祉教育」、6年生「ハクモクレン再生プロジェクト」を題材にして、各学年の発達段階に沿った学びを工夫している。
毎年10月に行われる「城南CITYカーニバル」で、各学年の学びを発表する機会があり、必ず一つ上の学年の発表を参観し、次年度への学びのきっかけにつなげている。来年度も、その発表を参考にしながら、自分たちの疑問を学びにつなげることができるだろう。
また、3月9日(木)には、第3回ハクモクレン植樹の会「ふるさと」を計画しており、本年度も学区の方々を一緒に2本の苗木を植樹し、5年生に引き継ぐ予定である。今後も地域の方々と一緒に、城南小を愛する心を育み、自分の力を他の人や町に生かす態度を育てていきたい。