| 所在地 | 〒441-8145 豊橋市駒形町丸山61 |
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| 電話番号 | 0532-45-2608 |
| ホームページ | http://www.toyohashi-c.ed.jp/isobe-e/ |
| 加盟年 | 2014 |
2025年度活動報告
文化多様性, 国際理解, 平和, 人権
豊橋市は、外国人居住者が2万人(人口の約6%)を超える「国際共生都市・豊橋」であり、そこで暮らす磯辺小の児童においては国際理解と共生意識の涵養が求められている。磯辺小は市内6小学校が加盟しているユネスコスクールとして、国際理解や平和の実現に向けて持続可能な開発のための教育(ESD)を推進するとともに、その推進拠点校として役割を果たすため、実践やその成果を発信、共有に取り組んでいる。
Ⅰ 「パネヴェジス市」ってスラスラ言えるかい?
ユネスコスクールである磯辺小学校の6年生は、いそべ学習(総合的な学習の時間)で「国際理解」「多文化共生」をテーマとした学習に取り組んでおり、修学旅行では大阪・関西万博を訪れ、その学びを深め、広めたいと学習計画を立てた。児童は万博訪問を機に、豊橋と友好姉妹都市、パートナーシティ協定を結んでいる都市の中で、一番歴史が浅く、知名度も低いパネヴェジス市があるリトアニア共和国について学び、豊橋市の人々にその魅力を発信したいと考えた。5月1日に、1年を見通した学習のガイダンスとして、豊橋市役所多文化共生・国際課より講師を招き、リトアニア共和国パネヴェジス市について、基礎知識を身につけた。5月23日には、パネヴェジス市の教育局長、小中高の校長をはじめとする教職員27名が、磯辺小を訪問し、授業や給食などを通して、交流を深める機会を得た。6月3日には、大阪・関西万博のリトアニアパビリオンを訪問した。日本語が堪能なリトアニアのスタッフさんと、リトアニア語でコミュニケーションを図り、交流を深めた。館内に飾られたソダスやそこに漂うハーブの香りなどを通して、リトアニアの伝統・文化を体感した。
Ⅱ 我らの「むくろう」「むく葉」「むくみ」海を渡る!
海外の人々との交流では、磯辺小マスコットキャラクター「むくろう」たちが刺繍された帽子を相手に贈り、その方々が暮らす「まち」の景色と帽子がともに写る写真を、磯辺小の子どもたちに届けてもらうプロジェクトを企画した。5月23日に磯辺小に来校したパネヴェジス市の先生方からは、現地の子どもたちと撮影した写真が届いた。また、磯辺小校長が「JICA教師海外研修(教育行政コース)」に参加し、パプアニューギニアのソゲリ小学校、教員養成校などを訪問した機会にも、「むくろう」キャップを現地で出会った人々に贈った。こうした写真を通して、磯辺小の子どもたちは、そこに写る海外の人々に親しみを感じ、その暮らしぶりに思いを馳せるようになった。
来年度の活動計画
2025年度は、大阪・関西万博の開催を「国際理解教育」の好機として、児童の「気づき」や「思い」を大切にした学習を進めながら、ユネスコスクールとしてそこで得た「学び」の積極的な発信に取り組んだ。その結果、多方面から多くの賛同、支援をいただき、予想以上の「学び」の広がりやダイナミックな学習機会を得られた。この「学び」をまとめ、引き継ぐために応募した第16回ESD大賞では「優秀賞」も受賞でき、子どもたちとその喜びを分かち合うこともできた。この経験をいかして、2026年度の学習計画を練っていきたいと考えている。
2026年度は、愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会が地元で開催される。磯辺小出身で、東京2025世界陸上の混合4×400mリレーで8位入賞を果たし、アジア競技大会の出場を目ざす吉津拓歩選手が世界で活躍する姿を通して、子どもたちは多くの「気づき」や「学び」を得てくれるものと期待している。磯辺小の子どもたちはアジア競技大会のテコンドーやアジアパラ競技大会のゴールボールを試合会場で観戦、応援する予定となっている。競技種目やその歴史、アスリートの出身国などを事前学習を重ねて、観戦当日までに多くの学びを得られるよう、子どもたちの「気づき」を主体とした学習を進めていく予定である。この機会に、アジア各国の人々との交流もJICA事務所を通して積極的に図っていきたい。
