• ちばけんりついちかわすばるこうとうがっこう
  • 千葉県立市川昴高等学校

  • Chiba Prefectural Ichikawa Subaru Senior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野文化多様性, 国際理解, 持続可能な生産と消費

所在地 〒272-0833 千葉県市川市東国分1-1-1
電話番号 047-371-2841
ホームページ https://cms1.chiba-c.ed.jp/i.subaru-h/
加盟年 2010

2023年度活動報告

活動分野

文化多様性, 国際理解, 持続可能な生産と消費

本校は「生命・感謝・審美」を教育理念としている。「生命」とは、命あるものを尊重し、思いやりのある豊かな心と健やかな体を育成し、安全で健康な生活を主体的に想像する資質を養うことである。「感謝」とは、自己の人生を支えてくれる全てのことに感謝する心と、自然や社会と共生する態度を養うことである。また「審美」とは、審美眼を養い、広い世界を生きる、次代を担う資質を育てることである。
本校ではESDの活動を通じて、この教育理念の実現、特に命あるものを尊重し、自然や社会と共生しながら、次代の世界を担う資質を育成することを目標としている。
本校の活動として、具体的には以下の活動に取り組んでいる。
(1)各学年での交際交流会
令和5年度は、第1学年の生徒全員が参加する国際交流会を実施した。日本に留学している外国人留学生と自己紹介や趣味などについて話をすることで、生まれた国の異なる人々と積極的に関わろうとする態度を養うことができた。第2学年では、令和6年1月に、これまで1年生のみ開催していた国際交流会を企画・実施することとした。1年生から2年生への異文化理解の態度を養う機会の拡充を図る予定である。第3学年の韓国語・中国語を履修する生徒については、それぞれのクラスで語学交流会を実施した。特に留学生との韓国語・中国語交流会においては、年齢の近い留学生と韓国語や中国語、また留学生の話す日本語により互いの文化について意見交換をする機会が設けられた。
(2)外務省高校講座の開催
今年度は上記の各種活動に加え、外務省高校講座を開催し、外務省職員の仕事を通して外交政策や国際情勢等に関する高校生の関心や理解、意識向上を図った。この国際理解講座を通じて、今後のユネスコスクールとしての活動の更なる推進のために、生徒の国際理解への積極的態度を養う素地を作ることができた。
(3)近隣地域でのボランティア活動への参加
本校ユネスコ委員会に所属する生徒が、市川市内の自治会が主催する秋祭りに会場の設営や模擬販売店の補助ボランティアとして参加した。この秋祭りは新型コロナウイルスの影響で3年間中止となっていたが、平成25年から毎年、本校生徒が演奏披露や神輿を担ぐ子どもたちの補助といった形で参加をしており、ユネスコスクールである本校が地域とのふれあいに傾注していることを表す行事の一つであるといえる。

来年度の活動計画

基本的には令和元年度と同様の活動を計画している。令和5年度については令和元年度まで行ってきた文化祭での合同発表企画、近隣小学校での学習支援ボランティアなど、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から従来通りの活動に戻っていない行事もあるが、一方では地域のお祭りへの支援活動や国際交流会等が実施され、様々な行事や活動においても徐々に日常を取り戻しつつある。引き続きユネスコスクールとしての活動の活性化を目指すとともに、その拡充に取り組んでいきたい。特に、外国人留学生との交流会については第2学年への拡充後、この行事を第3学年でも実施するよう計画し、本校生徒が3年間にわたって国際交流に関連する活動機会を確保するなど、現在の状況下で取り組むことができる活動を深化させ、引き続きユネスコスクールとしての行事を実施できる機会を確保しながら、その活動の活性化を図りたい。

過去の活動報告