2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

文化多様性, 国際理解, 持続可能な生産と消費

本校は「生命・感謝・審美」を教育理念としている。「生命」とは、命あるものを尊重し、思いやりのある豊かな心と健やかな体を育成し、安全で健康な生活を主体的に想像する資質を養うことである。

「感謝」とは、自己の人生を支えてくれる全てのことに感謝する心と、自然や社会と共生する態度を養うことである。また「審美」とは、審美眼を養い、広い世界を生きる、次代を担う資質を育てることである。

本校ではESDの活動を通じて、この教育理念の実現、特に命あるものを尊重し、自然や社会と共生しながら、次代の世界を担う資質を育成することを目標としている。

本校の活動として、具体的には以下の活動に取り組んでいる。

(1)本校の取り組みに関する情報発信

令和3年度には、聖徳大学が主催する「高校生の体験発表会」にオンラインで参加し、本校のユネスコスクールとしての取り組みを発表した。生徒が主体となって情報発信を行い、県内・県外を含む発表会参加校へ向けて上記本校の取り組みについて紹介した。

(2)外国人留学生との交流会等

今年度は、例年第1学年で行われていた留学生との交流会を実施することができ、また第3学年の韓国語・中国語を履修する生徒については、語学交流会を実施した。特に留学生との韓国語・中国語交流会においては、年齢の近い留学生と韓国語や中国語、また留学生の話す日本語により互いの文化について意見交換をする機会が設けられた。また韓国語の授業においては、韓国の伝統衣装であるチマチョゴリを着用する機会を設けるなど、幅広い交流活動を通じて次代の世界を担う資質の育成に注力している。今後もこれまで実施された留学生との交流会や文化祭での合同発表企画、地域のお祭りへの支援活動や近隣小学校での学習支援ボランティアなど、引き続きユネスコスクールとしての活動を充実させていきたい。特に、昨年度より参加している体験発表会など、現在の状況下で取り組むことができる活動を模索し検討することで、引き続きユネスコスクールとして行事を実施できる機会を確保し、その活動を活性化させていきたい。

来年度の活動計画

基本的には令和元年度と同様の活動を計画している。令和3年度については令和元年度まで行ってきた文化祭での合同発表企画、地域のお祭りへの支援活動や近隣小学校での学習支援ボランティアなど、多くの行事が新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から中止となったが、来年度については状況の好転を待ちながら、引き続きユネスコスクールとしての活動に幅広く取り組んでいきたい。特に、外国人留学生との交流会や昨年度に引き続き参加したオンラインでの体験発表会など、現在の状況下で取り組むことができる活動を模索し検討することで、引き続きユネスコスクールとしての行事を実施できる機会を確保し、その活動を活性化させたい。