• いちかわしりつぎょうとくしょうがっこう
  • 市川市立行徳小学校

  • Ichikawa Municipal Gyotoku Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野世界遺産・地域の文化財等

所在地 〒272-0115 千葉県市川市富浜1?1?40
電話番号 047-357-3116
ホームページ https://ichikawa-school.ed.jp/gyoutoku-sho/
加盟年 2018

2023年度活動報告

活動分野

世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等

本校は、学校教育目標「全力ENJOY!」をもとに、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野の特に②番③番を通して、探究的な見方・考え方を働かせ、地域の伝統文化に触れ、よりよい地域社会や生活を目指して思い・願いをもち、その実現に向けて考え、行動し続けることができる力の育成を目標とし、豊かで確かな学びを実現した。
具体的には、地域に伝わる「行徳の祭り」の学習を柱に、⑴祭りの歴史的意義や伝統性、今も続く神輿づくり、祭りの特徴を体験する探究学習 ⑵学んだことを「おみこし祭り」で表現し、更なる課題を追究する学習 ⑶全校・保護者・地域住民に関わり、願いや思いを実現していく学習を行った。その中で「ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野」の③番の「文化遺産の尊重」からスタートし、②番の「持続可能なライフスタイル」まちづくりへと学びを深めていった。

⑴祭りの歴史的意義や伝統性、今も続く神輿づくり、祭りの特徴を体験する探究学習

学校前に架かる歩道橋の横断幕「神輿のまち行徳」を見て、「行徳は神輿のまちなの?」と疑問をもち、市川市や自治会・神社氏子代表・神輿店・資料館・博物館等の方々をゲストティーチャーに招き、神輿の揉み方や装束・囃子・踊り等をさまざまな体験をしながら行徳の祭りについて理解を深めた。

⑵学んだことを「おみこし集会」で表現し、更なる課題を追究する学習

3学年単独で「おみこし集会」を行い、地域のお囃子保存会の方々に演奏してもらったり、神輿を安全に揉む(担ぐ)ためにサポートや合図をしてもらったりしてご協力をいただきながら関わった。また保護者や他学年の児童も「わっしょい」と声を出して参加し、祭りの楽しさや誇りを体験的に感じ取った。地域の魅力を知り、関わり続けるという子どもの主体性を大切にし、地域の持続可能性に関わる活動を広げていった。

⑶全校・保護者・地域住民に関わり、願いや思いを実現していく学習

下学年を中心に全校児童・保護者に体験的に気付いてもらう活動を進めた。これまで行徳の魅力について実際に体験することができ、その中で伝統を守ってきた地域の人たちの思いを知った。そして自分たちにできることやより自分たちが地域の魅力を知るにはどうすればよいのか考えた、活動を広げていった。

学校の中に留まらず、地域との関わりを実生活の中でもつことができるようになってきたことは、地域の持続可能性への第一歩であると考える。また地域行事にも積極的に参加する児童が増えている。

来年度の活動計画

〇教師のカリキュラムマネージメント力の向上

地域の方々とのつながりを大切にし、児童が主体的に学習が進められるよう時間に余裕を持たせながら学習を深められるようにする。更に、各教科・領域を統合・横断しながらSDGsを意識した授業デザインができるように構想していくことについて深めていきたい

〇子どもたちの社会参画を向上させる

本年度までの学習活動をもとに、さらに発展させ、発信・表現段階を深め、子どもたちの「おみこし祭り」や体験活動への役割参加から、実際の五カ町の祭りへの意見参加や共同決定の参加などの参画の形まで向上し、地域と一員としての自覚をもった行動へと促していける活動へと深めたい。

過去の活動報告