• ふくやましりつまつながちゅうがっこう
  • 福山市立松永中学校

  • Fukuyama Municipal Matsunaga Junior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒729-0104 広島県福山市松永町2-24-16
電話番号 084-934-3117
ホームページ http://www.edu.city.fukuyama.hiroshima.jp/chu-matsunaga/
加盟年 2018

2023年度活動報告

活動分野

気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 貧困, その他の関連分野

本校は「主体性と自己肯定感を育み,社会で通用する生徒の育成」学校教育目標としている。特に,ESDを教育活動の要としてとらえており,総合的な学習の時間を中心に,SDGsを取り入れた教育活動を行っている。今年度の活動で主だったものは,①SDGs啓発ポスター作成,②株式会社エナジードと連携した次世代型キャリア教育,③三井住友信託銀行ESDプロジェクトによるキャリア教育,④スペイン舞踊団来校による国際理解教育である。以下に各学年の具体的な内容を記す。

1学年ではSDGsを総合的な学習の時間の中心とし,ICTを活用して啓発ポスターを作成した。17項目の到達目標のうち,自分が関心のある項目について,見る人に訴えるメッセージ性のある紙面の構成を考える中で,思考力,判断力,表現力の育成を目指した。また,SDGs達成に向けて何ができるのか等,世界の動向や社会の課題についての様々な考え方があることを学び,集団や社会とのかかわり方について理解を深めた。

2学年では株式会社エナジードと連携した「次世代型キャリア教育」のデジタル教材を通じ,「他者理解」「相手意識」「進路設定のための『逆算』の発想」など,意識を改革・改善し,行動化していく取り組みを継続した。

3学年では三井住友信託銀行によるESDプロジェクト「女性能楽師 大島衣恵さんの生き方から職業選択とジェンダー平等について考えよう」を受講した。日本の伝統・概念が色濃い「能楽」の世界でどのようにジェンダーの壁を乗り越えてきたかを学び,すべての人が最大限に能力を発揮するために大切なことは何かについて考えを深めた。この学習を通じて将来の生き方・職業選択について学びを深めた。

また今年度は「ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野」③異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重にも焦点を当て,外部から平富恵フラメンコ舞踊団を招聘し,実際に生徒たちがフラメンコを体験したり,本場の踊りを鑑賞したり,生徒の中には,ダンサーとして舞台に立って踊ったりする体験を重ねることで,異国の文化を理解し関心を高めることができた。

来年度の活動計画

令和6年度も,特にSDGsの取組や企業探求の学習において,講師を招聘したり,外部人材を活用した取組を積極的に行いたい。生徒の主体性を重視し,より意識的な教育活動になるようチャレンジしていきたい。また,職場体験などの体験活動については,本年度の活動を参考にして,どの範囲で活動が可能か判断しながら進めていきたい。生徒たちが今後,より良い社会をつくるために必要なスキルや態度を身に付ける場として充実させていきたい。

過去の活動報告