• ふくやましりついせがおかしょうがっこう
  • 福山市立伊勢丘小学校

  • Fukuyama Municipal Isegaoka Primary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒721-0915 広島県福山市伊勢丘5-7-1
電話番号 084-947-2942
ホームページ http://www.edu.city.fukuyama.hiroshima.jp/shou-isegaoka/
加盟年 2018

2023年度活動報告

活動分野

その他の関連分野

本校は,教育目標である「自ら学び人間性豊かな子を育てる」を学校理念として,ESDやSDGsとも関連するカリキュラムデザインを通し,未来を拓くリーダー性(生きて働く知識・技能,思考力・表現力,他者と協力して問題を解決する力,全力でやり抜く力)の育成を目標とした。2023年度(令和5年度)は,ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野※1を通して生活科や総合的な学習の時間を柱に,SDGsの実践(住み続けられる町づくりを)に取り組んだ。

【住み続けられる町づくりを ~School Rose Garden Projectを通して~】

本校はこれまで,総合的な学習の時間等に,地域に学び,地域に誇りを持つ子どもの育成に力を入れてきた。そこで,「世界バラ会議への参画」をきっかけに,伊勢丘の魅力に加え,福山のバラをテーマに,ふるさと福山・伊勢丘の魅力を再認識し,これまで福山・伊勢丘が大切に育み伝えてきたローズマインド(やさしさ・思いやり・助け合い),伊勢丘スピリット(ちがいを認め,支え合う)を未来に伝えていくことをテーマに探究的な学習を進めてきた。

3年生は,伊勢丘小学校開校時からの歴史や地域の人々の支え,子どもたちへの思いについて調べ,地域の人々との交流学習を行うことで,心温まる触れ合いやつながりづくりをすることができた。

4年生は,総合的な学習の時間を中心に,広島平和記念資料館の見学や語り部の方の話,福山空襲についての調べ学習等から平和について考えを深めた。福山空襲の後,バラをシンボルに町を復興してきた先人の取組に触れ,ローズマインドを大切に,福祉を中心として取組を進めることができた。

5年生は,総合的な学習の時間に,学校のバラ花壇を整備し,地域の人や全校の憩いの場となるようにしたいと考えた。地域バラの会の方から指導していただいたり,バラの種類や育て方,国花がバラの国などバラに関する情報を収集したりして,校内のバラ花壇をローズマインドのシンボルとなるような魅力的な場所にするため,児童が主体的,継続的に活動を進めた。

6年生は,伊勢丘のまちづくりの歴史やその間の先人の思いに触れ,伊勢丘スピリットを未来に伝えていくことをテーマに,探究学習を進めた。伊勢丘町づくりミーティングに参加し,地域の人々の願いや町づくりにおける課題を知り,児童自身の町づくりに係るアイデアを発信することができた。地域のニーズにこたえ,伊勢丘ふるさと祭りを盛り上げるイベントの企画,自分たちでデザインしたバラの形のバラ花壇「KIBOU」の建設等,児童自身が企画・実施した取組が生まれ,地域を元気にする取り組みが進んでいる。

1・2年生は,生活科を通して,地域の方の支えの中で,野菜作りに取り組んだり,就学前の児童を招いて校内探検をしたりして,季節の変化を感じ活動を通して発見したことから学びを広げたりつなげたりすることができた。また,様々な人と関わる中で思いを伝え,支え合うことの大切さを実感することができた。

以上の活動を通して,ふるさとに愛着と誇りを持ち,自ら考え,協働して行動することでより良い社会を築いていこうとするリーダー性を養うことができている。

来年度の活動計画

生活科や総合的な学習の時間を中心にして,「住み続けられる町づくりを」をテーマに,School Rose Garden Projectを通して,探究的な学びを全校で展開する。

世界バラ会議をめざした活動を全学年のカリキュラムに位置付け,学年段階に応じて児童とともにテーマを設定し,教科等横断的なカリキュラムをデザインする。児童が,自ら考え,試行錯誤しながら問題解決をするような課題を設定し,学習過程をさらに充実させる。また,全校学習,異年齢交流学習,地域との交流学習等学習場面を多様に設定し,多様な他者と関わり,認め合い支え合う経験を積ませる。

個の学習を通して,児童が自ら問いを見出し,課題解決に向かい,何度も考え,実行し,改善しながら,思考力・判断力・表現力を高めるとともに,他者と協働する力を付け,身近な課題に主体的に取り組み,新たなものを創造しようとする意欲を高める。

過去の活動報告