2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 貧困, その他の関連分野

本校は、「地域を元気にするプロジェクト」を活動テーマとして、ESDを地域貢献の場と捉え、ESDの実践を通して思考力・表現力,コミュニケーション力,協力する態度の育成を目標とした。

具体的には、総合的な学習の時間を柱に、①地域の人とのつながりを重視する活動、②地域貢献に係わる活動、③国際貢献に係わる学習を行った。

 

① 地域の人とのつながりを重視する活動

3年生では、社会科・総合的な学習の時間を中心に、地域について知るために、地域の方から、昔の暮らしの様子や、昔の遊びなどについて聞き取り活動や、実際に昔の生活道具や遊び道具を使った体験・交流活動を行った。また、地域の祭りについても調べ、祭りを盛り上げるために、自分たちにできることを考え、飾りつけなどの手伝いを行っている。

 

② 地域貢献に係る活動

本校は、団地を造成してできた学校であるが,50年前、地域の方が植えられた1000本近くの桜が,今も春見事な花を咲かしている。4年生は、昨年度総合的な学習の時間に、地域の方から桜についての聞き取りを行った。今年度50周年の記念式典で、是非地域の方に喜んでもらいたい、地域の方に元気を届けたいという願いを込めて、春に学校の桜の葉を塩漬けにして、それを活用して桜餅をつくり、記念式典に参加してくださった方にふるまった。また、地域の祭りを盛り上げるため、ふるさと祭りでソーラン踊りを披露した。

5・6年生は、いつもお世話になっている地域の方へ喜んでいただくため、秋に公園や道路の落ち葉拾いを行った。

6年生は、自分たちの故郷福山市の自慢(NO1)できるものを紹介することで、地域貢献をしようと、冊子作りに取り組んでいる。現在自分の推薦する「ふくやまNO1・ONLY1」を見つけて調べている。年度末には、一人一人が推薦するものをまとめた冊子を作る予定である。

 

③ 国際貢献に係る活動

    5年生は、夏の集団宿泊学習で,JICAを訪問し、世界の国々の人々の暮
らしについて学んだ。子供達は、発展途上国について課題意識を持ち、総合的
な学習の時間を中心に、それぞれが関心を持った国について調べ学習を行っ
た。また、自分たちにできることを考え、ユネスコ世界寺子屋運動の書き損じ
はがきの 取組に参加することにしている。

来年度の活動計画

 平成31年度も、生活科・総合的な学習の時間を中心に、地域貢献をテーマにした学習・活動に取り組む。①地域理解:3・4年生による聞き取り活動等の調べ学習、1・2年生による地域探検等の調べ学習 ②地域貢献:3・4年生による地域の祭りへの参加、5・6年生による地域での清掃活動 ③体験活動:3年生による地域の方との昔の遊び体験、4年生による市花「バラ」の栽培活動 ④将来設計:6年生による地元企業の方からの聞き取りと将来の夢発表⑤地域の人とのつながりを重視する活動:3年生による地域のお年寄りとの体験活動、地域の幼稚園との異年齢集団での活動 等、様々な「地域を元気にするプロジェクト」に取り組む。