2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 食育

※2020年12月~2021年11月の活動について記入

本校は,教育目標である「自ら学び人間性豊かな子を育てる」を基本とし,ESDやSDGsとも関連するカリキュラムデザインを行っている。2021年度は,生活科や総合的な学習の時間を柱に,①環境保全に係わる学習活動,②食に係わる学習活動を行い,ESDの実践(思考力・表現力,コミュニケーション力,他者と協力して問題を解決する力,全力でやり抜く力の育成)に取り組んだ。

 

➀環境保全に係わる学習活動

1年生は,生活科で身近な自然と触れ合う中で,学校のビオトープを,みんなにとってもっと楽しい場所にしたい考え,生きものを増やせる環境づくりや,6年生と協力し,池の清掃などを行った。3年生は地域のゴミ拾い活動を行い,ポイ捨てを減らすためにポスター作りをしたり,ごみを減らすためにリサイクルについて調べたり,地球温暖化について調べたりした。6年生は,総合的な学習でSDGsを学ぶ中で,環境問題に関心をもち,実際に地域の公園や学校周辺のごみ拾いを行ったり,学校内の池の環境を整えるためにチームごとに目標を設定して取り組んだりした。

 

➁食に係わる学習活動

2年生は,生活科で野菜作りの体験活動を通して,野菜の特徴やよさ,自然との関わりや栽培の苦労に気づくことで,食や環境に対する関心を高めることができた。そして,収穫した野菜を給食に活用したり,校内放送や絵本,かるたを作成したりして,他学年にも働きかけ,身のまわりの生活を豊かにしようとする態度を養うことができた。

5年生は,総合的な学習の時間で,食品ロスの課題について,給食の食べ残しから身のまわりの食環境の問題を見出し,食品ロスのない,より良い社会を目指して,探求を繰り返しながら課題解決に取組んだ。未来につなげる給食メニューを開発したり,掲示物やオリジナルの「ろすのん」グッズ,リーフレットを作成したりして,社会の一員としての意識を持ち,校内だけでなく,家庭や地域に「食品ロス」の願いを力強く発信した。自らの生活と自然や社会のつながりを意識し,より良く生きていくための資質・能力を養うとともに,この1年間の学習は,児童にとって大きな自信につなげることができた。

来年度の活動計画

※2022(令和4)年度の活動計画を記入

総合的な学習の時間を中心にして,日常の生活(地域貢献・環境保全・食育など)や遊びと,学びを関連させた学習活動を創造していく。その活動の中で,探求型学習を計画的に行い,思考力・判断力・表現力を高めながら,身近な課題に主体的に取り組ませたい。