所在地 | 〒418-0068 静岡県富士宮市豊町17番1号 |
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電話番号 | 0544-27-7369 |
ホームページ | http://www.fujinomiya-shizuoka.ed.jp/jh-school/02miya2/?page_id=13 |
加盟年 | 2017 |
2023年度活動報告
減災・防災, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 持続可能な生産と消費
本校の「総合的な学習の時間」は「富士山学習」と名付けられ、31年間の活動の歴史をもつ。生徒は世界文化遺産である富士山やその構成資産である富士山本宮浅間大社を中心とした地域の特色に着目し、そこから課題を発見し、主体的に解決しようとしている。生徒は「富士宮に学び富士宮へかえす」をテーマに、3年間の主体的な活動を行っている。この「富士山学習」を当校のESD活動の中心に据え、教科・領域学習、地域行事への参加、生徒会活動等において、「減災・防災」「世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等」「国際理解」等に視点を置いてきた。
①総合的な学習の時間「富士山学習」
・3年生は、「卒業発表会」で、下級生・保護者・地域を対象に3年間の追求した課題とその成果を発表した。それぞれの課題は、SDGsと関連付け、持続可能な街づくりについて考えた。
・特別支援学級では、社会自立を学ぶ目的で「福ろう製作所」という擬似会社を設立している。幸せの鳥「フクロウ」をモチーフとして切り絵製品等を製造販売することを通して、就労体験や金融学習を行っている。
②地域行事への参加
・富士山本宮浅間大社周辺で行われる秋の例大祭では、多くの山車が引きまわされ、競り合いを行う。県指定無形民俗文化財に指定されている富士宮囃子に生徒の多くが参加し、伝統文化の価値を体験する場となった。
・全校生徒が、地域主催の防災訓練へ積極的に参加し、災害時に中学生ができることを考えたり、地域の方との交流を深めたりした。
③生徒会活動
・生徒会本部役員の企画による、事前予告無しの防災訓練を行った。突然火災が発生したときどのように対応するべきかの確認をし、訓練実施後の振り返りアンケートからは、一人一人の自助や防災意識の高まりを感じた。
・ユネスコ委員会が、ワクチン支援に協力するため、ペットボトルキャップの回収やコンタクトレンズケース回収を全校生徒に呼び掛けた。また教育支援を目的とした日本ユネスコ協会連盟の書き損じハガキキャンペーンに参加した。
来年度の活動計画
令和6年度は、令和5年度に引き続き、ユネスコ委員会を中心にユネスコスクールとして取り組むことができる活動について生徒主体に考え、これまでの活動を継続しつつ新たな活動を検討し、実際に行っていきたい。
また、総合的な学習の時間(富士山学習)において、個人の追究活動を継続すると共に、地域の小学校や他地域の学校とも連携しながら、持続可能な街づくりや世界遺産・地域の文化財等についての学びを深めていきたい。