2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 文化多様性, 人権, ジェンダー平等

  • 本校は、「SDGsの視点から考える私たちの富士宮」を活動テーマとして、ESDを自分ごととして捉え、ESDの実践を通して持続可能な町づくりの力の育成を目標とした。具体的には、専門委員会活動を柱に、①リサイクル
    ① リサイクルに係わる活動
    ユネスコ委員会を中心に、各委員会でSDGsに関する具体的な目標を立て、目標実現に向かい委員会活動の見直しをした。具体的には、新たにコンタクトケースを集める活動を始めたり、質の高い教育のため、図書室を自習室化したりした。給食委員会では、食品ロスに関する放送をすることで、給食の残食ゼロを目指す活動を行った。

    ② ジェンダー平等に係わる教育
    生徒会本部役員を中心に、質の高い教育・健康と福祉・ジェンダー平等の考えから、校則を変える活動を行った。具体的には、タイツやスパッツの着用。女子だけではなく、男子も可能とすること、着用時のルールの整理などを行った。校則を変えるため、生徒会長からの提案、生徒総会での承認、試行期間の設定など民主的に行った。

    ③ 防災教育に係わる学習
    生徒会本部役員主催の防災訓練を行った。生徒が考えた、避難訓練を行うのを知らされずに行う訓練で、行う時間帯も、部活動中に設定した。事前に部長だけには知らせ、避難経路の確認をし、訓練実施後には振り返りのアンケートをすることで、一人ひとりが自分の命を守ることと、防災意識を高めることができた。

    ④ ESDの周知徹底に係わる学習
    今年は新型コロナウィルスの流行により、全校でのガイダンスを行うことができなかったが、新しく入学した1年生にESDについて知ってもらうために、先輩によるESD(ユネスコスクール)の説明ガイダンスを各クラスに出向いて行った。ユネスコスクールに関する知識やこれまでの活動を紹介し、これからの活動について説明した。

 

来年度の活動計画

今年度は新型コロナウィルスの蔓延により、授業の変更があり、ユネスコスクールとしての活動が自校のみにとどまり、外部との交流や発信をする機会がなかったので、県外のユネスコスクールとの交流を目標にして活動を広めていきたい。また、リモート機器の活用が定着したため、ズームなどを用いて交流をしていきたい。

また、SDGsに関する活動も前年度から始めて、専門委員会へとつなげて間もないので、さらに専門委員会とつなげて考えられるようにすることを目標に、掲示物の工夫や活動報告書の中にSDGsの項目を記載するなどして、自分たちの活動がESDにつながるということを意識づけしていきたい。