• ぶんきょうがくいんだいがくじょしちゅうがっこうこうとうがっこう
  • 文京学院大学女子中学校高等学校

  • Bunkyo Gakuin University Girls' Junior & Senior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒113-8667 東京都文京区本駒込6-18-3
電話番号 03-3946-5301
ホームページ http://www.hs.bgu.ac.jp/
加盟年 2018

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 福祉

本校の教育理念である「自立と共生」を具現化する活動としてESDを位置づけている。これまでのSSH、SGHの活動と連携を活用し、グローバルな発信力を高め、持続可能な社会の担い手である女性グローバルリーダーを育成することを目標としている。本校では大きく分類し、①「ESD( SDGs )研究」、②「グローバル環境科学」、③「グローバル探究」を実施した。総合的な学習の時間や各教科の指導において、持続可能な社会作りに関わる課題を見いだし、それらを解決するための協働型学習を発達段階に応じて行なった。また、一部海外での研修も再開し、海外の学生・生徒との議論や交流も進めることができた。

①「ESD( SDGs)研究」
中学校では身近な現象に注目し、課題に取り組む探究の基礎を作る。防災講話を通して減災への知識を身につけ、福祉体験を通じて共生社会の大切さを理解した。また、ESDの視点を意識した探究活動を行ない、学園祭などで成果を発表した。また、高等学校ではよりSDGsの視点をより意識した探究活動を行なった。夏休みのグローバルセミナー(国際教養)では、「JICA地球ひろば」を訪問し、国際的な諸問題を身近なものとして捉えるようSDGsカードゲームを行なった。また、解決策を英語でも発信できるよう、外国人講師による「水・教育・貧困」についての授業を行なった。2月末には高校2年生が修学旅行でマレーシアと九州を訪問し、環境、多文化共生、復興、平和などの観点から研修を行なう予定である。

②「グローバル環境科学」
ヒト・動植物の生命活動や社会活動に大きな影響を与える地球環境について、科学的理解を深め、環境問題を考えるESDの活動として醸成させる。総合学習や理数クラスの特別授業にて生徒各自が研究に取り組み、研究成果報告会などで発表した。特に、ISEF2023(国際学生科学技術フェア)」において、本校生徒が墨を用いて紅の緑色光沢を出す伝統的な手法を解析したことを発表し、優秀4等を受賞した。また、6月に教育提携するタイ王国プリンセスチュラポーン科学高校ペッチャブリ校が本校を訪問、12月には本校がタイに赴き、科学を通じた学校交流や研究発表を行なった。

③「グローバル探究」
大学との連携や海外連携校との交流・共同研究を通した協働型プロジェクトとして実施。ESD活動の発展的かつ実践的取り組みである。
・アジア研究
大学からの講師指導の下、比較研究を通して、日本が抱える国際的諸問題の解決策を提言する。アジア諸国の大学生との交流も行なった。
・海外校との交流
対面やオンラインでにて、学校生活やSDGs実践について議論した。
交流校:EL GALAA LANGUAGE SCOOL(エジプト) SMK St. Mary School(マレーシア)
・SAGE JAPAN
SAGEとは、2002年にアメリカで創設された国際的な教育プログラムである。本校併設大学の学生の協力や企業のアドバイスの下、持続可能な社会作りに貢献する事業を考案し、3月に大会出場予定である。
・キャリア甲子園
新しい価値観を社会に提言する「キャリア甲子園」にエントリー。
・Atlantic Pacific
イギリスに本部を持つAtlantic Pacificによるグローバルリーダーシッププログラムに参加した。岩手県釜石にて震災からの復興、海洋汚染の解決策などを議論した。
・藍Indigo Project
アートを通しての海洋問題探究プロジェクトである。藍を通して様々な社会問題に取り組むFUJISAWA BLUE HANDSプロジェクトについて学び、体験した。

来年度の活動計画

海外渡航や校外学習などの制限が緩和され、対面型の交流がさらに進められると期待している。高校の新カリキュラムにて生徒達は研究・探究の手法を1年間継続して学んだ。今後生徒の主体的・協働的な活動をさらに促進し、自立的に深い学びを進めることができる力を養成したい。また、教育提携する国内インターナショナルスクールとのコラボプロジェクトをさらに進めたい。、伝統的な藍(Indigo)を通じたアートと街作りのプロジェクトを藤沢市・本校・アオバインターナショナルスクールを実施したが、このような活動をさらに発展させることを計画している。探究の成果は、学内にとどめず、学校外でも多く発信し、社会のESD理解推進に貢献したい。

過去の活動報告