• ひろしまけんりつあきふちゅうこうとうがっこう
  • 広島県立安芸府中高等学校

  • Hiroshima Prefectural Akifuchu Senior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒735-0004 広島県安芸郡府中町山田5-1-1
電話番号 082-282-5311
ホームページ http://www.akifuchu-h.hiroshima-c.ed.jp/
加盟年 2010

2023年度活動報告

活動分野

文化多様性, 国際理解, 平和, 人権

本校では、「社会に貢献し、世界の持続的な平和と発展に寄与する人材の育成」を学校理念として、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して、身に付けさせたい6つの力(論理的思考力、課題発見・解決力、伝える力、協働する力、やり抜く力、俯瞰して考える力)の育成を目標としている。ここでは3つの分野に関連して、平和構築に係る活動と文化多様性の尊重に係る教育について報告する。

1.平和構築に係る活動 (「原爆の子 さだ子の願い」紙芝居)
本校では2015年より地元の中学生とともに8月6日に平和記念公園で紙芝居の上演を行ってきた。2022年からは国際科の生徒が授業の一環でインドネシア、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランドの生徒に対してもオンラインでの上演会を開催している。2023年5月には広島でG7サミットが開催されたが、その関連行事として2月に開催されたG7広島サミットユースフォーラムにおいて、広島県の代表2校のうちの1校としてこれまでの取組を発表した。また、美術部の生徒が紙芝居の上演風景をモチーフにデザインしたラッピングバスが、サミットに合わせて広島市内を走行した。


サミット期間中は国際メディアセンターの広島情報センターにて本校の英語紙芝居がビデオ上映される機会にも恵まれ、各国より訪れたメディア関係者に本校の取組を紹介することができた。サミット後もこれまで通り地元の小・中学校で紙芝居の上演を行うとともに、8月6日の平和記念公園での上演会は各種メディアでも紹介されている。

2.文化多様性の尊重に係る教育(JICA教育視察団との意見交流会)
姉妹校であるハワイ州メリノール校とフィリピンのイマキュレイト・コンセプションスクール・バリウアッグおよびインドネシアのマンドラサ・アリヤ・ネジェリ高等学校からの代表生徒派遣は今年度も継続しており、来校時には全校生徒をあげて歓迎行事を開催した。あわせて本年度は県教育委員会からの依頼により、海外から15名のJICA教育視察団を受入れて国際科の1・2年生の生徒と平和についての意見交流会を開催した。

来年度の活動計画

ヒロシマにある高校として、英語紙芝居を軸とした平和学習をさらに深化させ、被爆者の想いに寄り添った活動を今後も展開していく。また、県内で唯一の国際科を有する学校として、海外研修や姉妹校留学生の派遣プログラムを充実させつつ、引き続きオンラインでの交流も行い、多様性の尊重、非排他性といった持続可能な開発に関する価値観を生徒に涵養する。あわせて地域の幼稚園、小・中学校や地元にある大手企業との連携を深めていくことで、地域社会に貢献し、主体的に課題解決に取り組もうとする生徒の育成を目指す。

過去の活動報告