• あいちけんりつあいちしょうぎょうこうとうがっこう
  • 愛知県立愛知商業高等学校

  • Aichi Prefectural Aichi Commercial High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒461-0025 愛知県名古屋市東区徳川1-12-1
電話番号 052-935-3480
ホームページ https://aichi-ch.aichi-c.ed.jp/
加盟年 2013

2023年度活動報告

活動分野

減災・防災, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 食育, 貧困

本校は「本県の商業教育の拠点として、ビジネスに関する知識・技術と自ら考える姿勢を備え、社会の変化に柔軟に対応できる職業人の育成を目指す学校」「豊かな人間性、社会性、創造性を備え、責任感に富み、ビジネスを通して社会の発展に寄与しようとする生徒の育成を目指す学校」をスクールミッションとして、グローバルな視野を持ち、積極的に情報発信できる人材の育成を目指している。

ユネスコスクールとして様々な活動をしているが、今年度は特に、①姉妹校との国際交流に関わる活動、②持続可能な生産と消費に係わる活動に力を入れてきた。

①姉妹校との国際交流に関わる活動

マレーシアにある スリプトゥリ高校とは2016年8月26日に姉妹校提携を結び、以降、隔年で本校生徒の派遣と姉妹校生徒の受け入れを実施してきた。新型コロナウィルス感染症の影響で令和2年度より派遣事業を中止していた。その間はオンラインで交流会を行っていたが、新型コロナウィルス感染症も落ち着いてきたことから、 今年度より派遣と受け入れを再開した。

今年度、通常であれば派遣の年である、スリプトゥリ高校からイレギュラーではあるが12月に派遣を受け入れてもらえないかとの依頼があった。結果、8月に派遣、1 2月に受け入れを行った。

8月のマレーシア訪問には、生徒21名、PTA役員2名、教員2名が参加した。在マレーシア日本国大使館、ペトロナス・ツインタワー、王立モスク、国立博物館、王宮など、異文化を体験するとともに、現地の日本企業の工場見学などをとおしてグローバルビジネスを肌で感じることができた。

12月にはスリプトゥリ高校から38名の生徒を受け入れた。全校生徒が参加したウェルカムセレモニーでは、バトン部や書道部の演技披露などで歓迎した。名古屋観光1DAYツアーでは、2年生国際ビジネス科2クラスの生徒が、本校生徒2人とスリプトゥリ高校の生徒1人でグループを組み、外国人観光客に人気の大須、名古屋城、名古屋市科学館などを案内した。昼食はハラル対応とするなど、宗教的な面でも異文化理解を深めることができた。

 

②持続可能な生産と消費に係わる活動

今年度は様々な場面で、地元企業や諸団体と連携しながら3Rやアップサイクルなど、持続可能な開発に関わる活動を行った。

ユネスコクラブは、株式会社東海理化とコラボしてショルダーバッグを開発した。この商品は、東海理化のシートベルトをはじめ様々な廃材が利用されており、産業廃棄物減少を促す狙いがある。また、ビジネスとして成立させるために、高校生の通学用リュックによく使われているメッシュのポケット「魅せるポケット」を採用して、差別化を図った。

経理科3年の授業では、廃棄予定の消防服をアップサイクルするプロジェクトを実行した。名古屋東消防署から貸与期間を終えた消防服を再利用するアイディアを求められ、地元繊維企業「タキヒョー」や廃棄問題に取り組む学生団体「カルテナ」の協力を得て、産官民が協働してトートバッグの制作に取り組んだ。

生徒会は、昨年度に続き、不要になった子ども服を集めて、ファーストリテイリングを通じて難民に届ける”届けよう服のチカラ”プロジェクトに参加した。最寄りのユニクロ白壁店店長に来校いただき、服の持つ力や難民の現状などについての講義を受けた。その後、保護者の協力のもと約200着の子ども服を難民に贈ることができた。

これらの活動は、地元企業はじめ様々な団体と連携しながら、ビジネスの視点やグローバルな視点を育むための貴重な体験になった。

来年度の活動計画

本校では、今回報告に挙げた活動以外にも、企業と連携した商品開発や、校外学習、外部講師からの講話など、様々な活動を行っている。

商品開発をはじめ、これまで培ってきた教育活動をさらに向上させていくとともに、新たに魅力ある活動を模索していきたい。

過去の活動報告