2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 健康, 食育

本校は、「国家及び社会の有為な形成者として、我が国の産業経済の発展に寄与し得る有能な職業人の育成に努める」を教育目標として、ESDの実践を通じてグローバルな視野を持ち、積極的に情報発信のできる人材の育成を目指している。

具体的には、持続可能な生産と消費、地域社会との連携、国際理解を柱に、①ユネスコクラブの活動、②地元企業との連携による商品開発、③国際理解教育および異文化理解教育に係わる活動を行った。

①ユネスコクラブの活動

東海地区高等学校生徒商業研究発表大会において、「Artの学びで未来を拓く ~伝統工芸×STEAM教育の新たな挑戦」の題目でプレゼンテーションを行い、優秀賞を受賞して全国大会への出場を果たした。一昨年度の「伝統工芸×ブライダル」の提案や昨年度の有松絞の研究を踏まえたうえで、伝統工芸品に継続的に関心を持ってもらうためのビジネスモデルを探求した。イベントを開催し、アンケート調査をしながら改善を繰り返し、伝統工芸品と教育イベントビジネス市場を掛け合わせることで、新たに継続的な発信の場を創出することを目指した。

②地元企業との連携による商品開発

課題研究を中心に、本校では以前から企業と連携して商品開発を行ってきた。今年度は以前からお世話になっている株式会社スドージャム様とのジャムの共同開発を継続しながら、株式会社角千様とのきしめんチップスの商品化、株式会社丸越様と連携してSDG’sを意識した漬物の開発など、食品を中心として多方面との連携を実現した。

③国際理解教育、異文化理解教育

新型コロナウイルス感染症のため、昨年度に続き姉妹校であるマレーシアのSERI PUTERI SCHOOLとの国際交流プログラムが中止となった。そこで、今年度はZOOMにより本校生徒と姉妹校生徒との交流会が実施された。制限のある生活の中で、国境を越えて世界の様子を肌で感じさせることができた。

 

来年度の活動計画

これまでに実施している活動は継続的に行っていく予定である。ユネスコクラブは、本校がユネスコスクールとして活動する上で中心的な役割を担っており、来年度以降も新しい取り組みを続けていく。現在、本校は変革期を迎えており、将来起こりうる問題に対応できる人材を育成するために、これまで以上にESD活動を様々な場面で進めていきたいと考えている。