| 所在地 | 〒988-0133 宮城県気仙沼市字松崎下赤田58 |
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| 電話番号 | 0226-22-7800 |
| ホームページ | http://www.kesennuma.ed.jp/omose-syou/ |
| 加盟年 | 2008 |
2025年度活動報告
生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, 環境, 持続可能な生産と消費, その他の関連分野
(1)学校全体(ホールスクール)で組織的かつ継続的にESDに取り組んできた共通理解と体制づくり
本校では,ESD の理念を全ての教育活動の基盤として位置付け,学校全体で組織的かつ継続的に取り組んできた。教職員の共通理解を深めるために研修や協議を重ね,学年や教科を越えて連携した指導体制を整えている。地域との連携では,学校のESDの取組のよさを様々な場で伝えていくことで,保護者や学校運営協議会,地域団体の方に御理解いただけるよう努めてきた。その結果,学校と地域が同じ目標を持って児童を支える体制づくりを進めることができた。
(2)教科等の往還を重視し,子供主体の協働的・探究的な学びへと改善できた教育課程の編成と実践
5年生では,社会科で水産業について学習した後,地域の造船所を見学し,漁業を支える船づくりの役割や工夫について探究する活動を行った。水産業と船業のつながりに着目することで,産業が相互に支え合って成り立っていることを理解し,学びを広げることができた。さらに,理科では川の水の働きについて学習したことと,岩井崎の生き物調査とを結び付け,川から海へとつながる自然環境の連続性に目を向けた。川が運ぶ水や養分が海の生態系に影響を与えていることに気付き,自然環境と人の暮らし,産業との関わりを総合的に捉える力を育んだ。
(3)持続可能な社会のために構築し連携できている地域・国内外でのローカル・グローバルネットワーク
① 学校運営協議会との連携
地域の方が学校教育に主体的に関わり,地域資源を活用することで児童の学びを支える体制を整えてきた。特に3年目となった「学校運営協議会の方と6年生との座談会」では,委員の方が事前に資料を準備してくるなど,積極的に自分の思いを児童に伝えてくれるようになった。
② リアス・アーク美術館や東日本大震災遺構・伝承館との連携
震災の記憶を次世代に受け継ぐ学習,地域の歴史・文化・自然を踏まえた探究的な活動を継続して実施している。専門家による講話,資料を活用した学習,現地での体験を通じて,児童は,持続可能な地域づくりについて多面的に考える力を身に付けた。
③ 沖縄県・波照間小中学校との交流
遠隔地の自然・文化・暮らしの違いに触れながら,国内での多様性理解や課題の共有を進めた。オンライン交流や学習成果の交換などを通して,児童は地域を超えて視野を広げ,共によりよい未来をつくる姿勢が育まれた。
来年度の活動計画
本校の取組を一層充実させるためには,児童一人一人の実態や課題に応じた探究的な活動の組み立てが,今後も重要な課題となる。児童の興味・関心や課題意識には差があるため,より柔軟な学習展開を目指していく。また,自然環境は季節や気象条件,地域の状況によって変化するため,それに応じた体験活動の工夫も求められる。自然の変化そのものを学びの教材として捉え,観察内容や活動方法を柔軟に見直すことで,より実感を伴った学びへとつなげていく。そのために,教科横断的な視点を生かし,理科や社会,総合的な学習の時間等を往還させながら,多面的に考える学習を構築していく。教職員が試行錯誤しながら実践を改善し,その成果や課題を校内で共有することで,学校全体としてのESDの質を高めることができると考える。そこで次年度は,実践の振り返りと共有の機会を意図的に設け,更に組織的かつ継続的なESDの推進を図っていきたい。
