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加盟年 2012

2025年度活動報告

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

〇なのはな組(0歳児)、れんげ組(0.1歳児)

・地域のネットワークの繋がりにより、子どもの発達に適した場所で思い切り身体を動かして遊ぶ。目標3,4,16、17

芝生広場を継続的に使わせていただき、乳児の身体の発達に合った場所で健康的な遊びを継続的に行っている。また、園外に出ていくことで他園とのコミュニケーションが取れ地域とのつながりがより増えている。場所が近いこともあり、園外に出て遊ぶ機会が増えた。

〇ゆり組(2歳児)

・食材を身近に感じ、遊びを通して食への興味関心や感謝の心をはぐくむ。目標2,12,15,17

道具を使わず素手でじゃがいもの皮を剥いたり、玩具の包丁を使って野菜や果物を細かく刻んだりしていた。本物の包丁等専用の道具が無くても、子ども自身がどうしたらいいか考え、諦めることなく探究心を発揮していた。これまで継続して給食調理で出る廃棄野菜やグリーンカーテンの植物と触れ合ってきたからこそ、遊び方も保育士の仮説・想像を超えていた。課題に気づき、自ら考え解決する能力が育っている。また、苦手意識の強い緑の野菜についても興味関心が育まれている。毎日香りに包まれて遊んでいることも子どもたちが野菜を身近に感じる機会となっている。

     

・廃材を教材に用いることで子どもたちが自由に想像力を発揮し、「学び」と「楽しみ」を融合しながら創造あそびが深まっていった。目標4,12,11,16

初めは廃材単体を使い乗り物に見立てたり、玩具を乗せたりしていたところから、日々の積み重ねの中で素材を組み合わせて自分の再現したい大掛かりなものを作れるようになった。保育者も子どもの姿から必要な廃材を予測し、環境の中に取り入れていった。その結果、廃材の形状を活かし、車やバイク等の乗り物を器用に再現したり、家族と体験したバカンスを再現したりと様々な遊びが展開されている。また、固定できない素材は友だちと協力する様子やイメージを共有し遊ぶなどより良い関係も構築されている。今では2クラスあるうちの1室は既存の玩具ではなく、廃材のみの設置となっている。廃材の使い方は子どもたちの想像により無限大の広がりを続けている。

〇うぐいす組(4歳児)

・食への興味から食材や調理方法、味覚についての学びを深め、地域と繋がる。目標2,4,12,14,15,17

栽培した夏野菜を実食する中で甘味や酸味といった味覚に興味を持った。コメ農家である在園児の祖父母や近隣の調理専門学校とも連携し、新米の甘さに気づいたり出汁を飲み比べて五味の1つである旨味を感じたり、実体験をもとに食のおもしろさを深めた。子どもの興味から土鍋を使って炊飯する家庭も増え、園での関心が保護者にも広がっている。

〇きつつき組(5歳児)

・こども会議の実施。目標4,10,11,16

散歩先でどの遊びをしたいのか、クラス内でのルール、集団遊びのルール、友だち関係についてなど話し合いを行った。ファンタジーな内容だけでなく、自分たちの生活をより良くする話し合いを行うことで、実践して振り返りを行うサイクルが出来ていた。話し合いの中でどのテーマでも同じ意見や違う意見が出ていることから、自分と相手の違いにも気が付き、人の考えを受容することにも繋がっている。

・日本以外の国に興味もつ。OMEPに参加した職員とやりとりしたり、英語遊び講師とコミュニケーションをとる。目標4,10,16,17

国旗から世界に興味が広がった。OMEPに参加した職員の写真の中でも、国旗が載っている写真を見つけ参加している国を調べるなどして興味を広げていった。英語遊びの講師にアメリカについて質問をすると、食べ物についてや学校について話を聞くことが出来た。食べ物に興味を持ち、ほかの国の人に同じ質問をされたらどのように答えようか考えていた。また英語の歌詞の発音や単語の意味などを尋ねるなど、英語遊び以外でもやり取りを行っていった。

 

〇全体(0~5歳児)

・一人ひとりが人権を持っていることを月齢に合った言葉や方法で伝える。幼児は子どもと一緒に話し合った。目標1,3,4,5,10,16

2歳児

友だちの前で裸にならない、部屋の隅で着替えるなどの意識が芽生えつつある。

4.5歳児

水遊びの際の着替えは、ラップタオルの中で行い裸にならないようになった。また自分が見られて嫌な場所、触られたくない場所が友だちにもあるということが分かった。

全月齢

一人になりたいときや少し友だちから離れたいときは、リソーススペースや保健スペースで落ち着いてから集団に戻れるような体制を整えている。

〇職員

・日常的に「子どもにとってよいこと」について話し合っている。目標1,3,4,5,10,11,16,17

会議での語り合いでは、子ども家庭庁「わたしとの約束」や世田谷区「人権擁護のためのセルフチェックリスト」を使用した。もみの木保育園のオリジナルのものも職員からあがった。

オリジナル…先生たちは毎日の遊びや行事でも どういう風にやりたいのか聞いてくれたり、色々な参加の仕方ができるようにしてくれるんだ/先生はわたしたちが地域の人たちと一緒にプロジェクト活動が出来るように準備してくれるんだ。先生たちで、私たちの経験や感じている事について、振り返りをしているんだって/調理さんはいつも僕たちの側にいてくれる。先生は調理の先生と協力して、本物の野菜を使ってあそべるように準備してくれるんだ。その野菜が給食で出てくると、なんだか嬉しくて食べたくなるよ。それに食べるのモノの事ももっと知りたくなるんだ/先生は、わたしが好きなことを好きって言えることや、わたしの好きな場所を大事にしてくれるんだ。なんだか落ち着いた気持ちになれるんだよ

また保育委員会、職員会議、保健安全委員会、給食食育委員会、そして日々の保育や振り返りの中で活動のねらいや実際にやってみてどうだったか、今子どもたちに何が必要かなどを話し合っている。

・OMEP世界大会に参加し、平和について考えるワークショップを開催した。目標4,10,11,16,17

イタリア大会に参加。法人全体の5歳児と平和について考え、折り鶴を折った。職員と一緒に、子ども同士で教え合いながら、保護者と一緒に平和を願いながら丁寧に折る姿が印象的だった。折り鶴は世界大会に参加する職員がイタリアまで持って行き、ワークショップに参加した世界中の方に見て頂いたりお土産としてお渡ししたりした。イタリアでの様子はメールで写真や文章を日本に残っている職員がメールで受け取り、その日のうちに子どもたちに分かるよう「教育的ドキュメンテーション」として貼り出した。

来年度の活動計画

〇地域とのネットワークを広げる。近隣の保育園、大学、図書館、商店街、消防署など。

〇職員同士での話し合い、学び合いを継続していく。また子どもたち自身が自分や周りの人の人権について考え、守っていけるようにする。

〇保育の中で実際に体験できる場を増やす。そこで子どもが感じたことを、プロジェクト活動へつなげ学びを深める。

〇海外研修OMEPに参加し、世界の潮流を知り、職員へ共有していく。

〇職種や専門の垣根を超えた協力体制を培っていく。

過去の活動報告