| 所在地 | 〒505-0422 岐阜県加茂郡八百津町久田見3376-1 |
|---|---|
| 電話番号 | 0574-49-2226 |
| ホームページ | http://www.toubu.yaotsu.jp/ita068/index.cfm?school_id=8 |
| 加盟年 | 2018 |
2025年度活動報告
平和, 人権, 福祉
本校は、「仲間と関わりながら、安心して自分の良さを発揮できる学校」を目指す学校像としている。ESDを「持続可能な社会づくりの担い手を育む教育」と捉え、ESDの実践を通して「地域への愛着を深め、地域やまわりの人々に貢献する力」の育成を目標とし、以下の生徒会活動、学校行事を通して人権感覚を育む活動を行った。
(1)生徒会活動
日常生活の心の温まるエピソードを手紙として送る「スマイルレター」の活動を行い、自己有用感を他者からの評価や感謝、貢献の実感を通じて育むことができた。
(2)ふるさとふれあい学習
地域の方への暑中見舞い等の送付や地域の福祉施設へ自分達で育てた花を贈る「スマイル花郵便」を実施している。また、特別養護老人ホームへ訪問し、高齢者との交流や合唱を贈る「スマイル訪問」を実施した。活動を通して、地域の一員であることの自覚の醸成と地域を愛する情操を養うことにつながった。
(3)人道学習
「人道精神」を学ぶために、全校道徳で「どんな民族でも僕は助ける」を実施して、国際的視野に立ち、人類の幸福に貢献することの大切さを理解し、それに向けて生きようとする態度を培った。杉原千畝氏の功績と関わらせて学習を進め、各校外研修での人道学習や各交流への契機とした。1年生は杉原千畝記念館と千畝氏出身校である名古屋市平和小見学、2年生は敦賀ムゼウムでの研修を通して、千畝の生き方について学びを深めた。3年生はリトアニア大使館を訪問し、3年間の人道教育を通して学んだことを、直接、大使に伝えることができた。各学年の校外研修を通して、千畝氏の功績を改めて学び、八百津町との心の繋がりを確かめることができた。
(4)人権宣言づくり
人権集会では「見えない“壁”を想像しよう」というテーマで、人権について考えるワークショップを行った。短いシナリオについて、その人の立場になって「どんな気持ちか」をグループで考え、壁を見つけ壊すアイデアを出し合った。最後に、集会を振り返りながら、自分の人権宣言をつくり発表した。
来年度の活動計画
本校が所在する八百津町は、杉原千畝氏のゆかりの地であり「人道の町」として知られている。町内の小中学校では、人権に関わる学習を「人道学習」と呼び、学習を進めている。令和7年度に活動の充実を図れた部分を継続しながら、令和8年度はさらに八百津町で取り組んでいるシンガポールとの交流授業や地域にある高齢者施設、福祉施設を訪問する体験学習の充実を図っていく。
また、様々な教育活動の中で、地域の方々と生徒たちとの交流を増やすことで、故郷を大切にしていこうとする心が養われると考える。
