• やまのうちちょうりつにししょうがっこう
  • 山ノ内町立西小学校

  • Yamanouchi Municipal Nishi Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野生物多様性, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 持続可能な生産と消費, 食育, エコパーク

所在地 〒381-0405 長野県下高井郡山ノ内町大字夜間瀬2504番地1
電話番号 0269-33-3603
ホームページ http://www.town.yamanouchi.nagano.jp/kyoiku/nishisho.html
加盟年 2017

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 持続可能な生産と消費, 食育, エコパーク

はじめに

本校は、ESD活動において、身近な地元の材に目を向け、(E…いつまでもS…住み続けたい町を D…どうつくる)を目標として、自ら考え判断し、知識技能を活かしながら主体的協働的に問題解決できる児童の育成に取り組んでいる。

1年生の活動 「さつまいもとポップコーンを育てよう」

自分たちで何をどのように植えるのかを考え、「育てる、収穫する、食べる」体験から、作物を育て収穫する喜び、友達と協力することの大切さを学んだ。他の人にも食べてもらいたいという気持ちも芽生えた。

 

2年生の活動「きゅうり,メロン,じゃがいもを育てよう」「炭焼きをしよう」

長期間置かれていた剪定枝を炭として大事に活用し,炭の有用性を,体験を通して学ぶことができた。また,自然のものの良さを実感するとともに,農業,土建屋,左官屋,炭焼き職人,炭火料理人といった職業体験にもつながった。さらに,働くことの意義や,みんなで協力することの大切さも理解できた。

 

3年生の活動 「わたしの山ノ内町、西小のおいしいりんごを育てよう」

りんご支援員の方に教えていただきながら、自分たちの手で育てることを大事に、大変さを感じながらほとんどの作業を行った。生産者さんとの触れ合いから、地域の良さ、地域の方の願いを知った。山ノ内町のりんごは全国的に見ても高く評価されていることを知り、喜びや誇りを感じた。

 

4年生の活動「ふるさとの川を知ろう」

海洋ごみの問題を知り衝撃を受けた。地域に出ると川にごみがたくさん落ちていた。悲しい出会いだった。それを機に川の学習を始めた。地域の川の上流は、カジカ・やまめがいて、川遊びもできた。上高地の川も見た。川の本来の豊かを体感し、守り続けていきたいと感じた。自分の行動を考えることにもつながった

 

5年生の活動「山ノ内町自慢の雪白舞を育てよう」

米づくり活動を通して、地域の自然や文化、人とのつながりを考えた。「米」について幅広く知り、米のよさや大切さ、米作りに関わる人々の苦労や願いに気づき、食文化、食生活に関心をもって自分のできることを考えた。作業をする中、手作業で行うことの手間を体感したり、自然の感触を肌で感じたりすることができた。収穫祭ではお世話になった方を招待し、おいしいお米を一緒に味わった。米・食味分析鑑定コンクールに出品したところ、「金賞」を受賞した。

6年生の活動 「 山ノ内町をPRしよう! 」

山ノ内町の須賀川地区に残る伝統食「はやそば」と、前坂地区の伝統野菜である「前坂大根」について学習することを通して、山ノ内町のよさを知ることができた。また、そのよさについても、PRパンフレットにしたり、他県の学校と交流したりするなど、他者に発信することを通して自分たちの住む町についての理解を深めていくことができた。地域の方とのつながりももてた。

 

 

来年度の活動計画

ミュニティースクール(CS)学校運営委員会(地域の方)のお力をお借りしてのESD活動の充実

本年度、子どもたちの願いを学校運営委員会や地域の方に受け止めていただき、子どもたちの興味関心を惹く活動がさらに充実した。地域の方との結びつきも強くなり、行事も共に楽しめるようになってきている。来年度も、引き続き、「ESDで目指す子ども像」に向け、ふるさとの良さを感じられる活動の支援をいただけるよう、運営委員会等で、学校の様子をお伝えするなど、連絡を密に取っていく。

研修の充実

ESDの活動を推進していくにあたり、教職員がESD、SDGs、山ノ内町の目指す子ども像、について知る必要がある。信州ESDコンソーシアムや大学、町から講師をお招きして教職員の研修の機会を得る。同時に、子どもたちも、なぜ、ESDなのか、なぜ、SDGsなのかという出発点について理解を深めていきたい。全校でのオリエンテーションや各学級での学びから今求められていることを理解していく。

持続可能な活動を目指して

ESDを持続可能な活動にしていくために、子どもたちが願いをもっておこなう主体的な活動を大切にしていく。五感を使って行う体験学習や自己有用感・達成感を感じられる体験活動に軸を置き、そこから多角的に学びを広げていく。

過去の活動報告