| 所在地 | 〒381-0402 長野県下高井郡山ノ内町大字佐野1181番地1 |
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| 電話番号 | 0269-33-3602 |
| ホームページ | http://www.town.yamanouchi.nagano.jp/kyoiku/minamisho.html |
| 加盟年 | 2017 |
2025年度活動報告
生物多様性, 海洋, 気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育, エコパーク
1年生
(1)テーマ 「ポップコーンを作ろう ~広がる輪~」
(2)活動内容 5月なかよし学級の畑の作業をしていたファーマーズスタイルさんに出会い、カラフルなポップコーンがあることを紹介してもらい、興味をもった子どもたちは、自分たちも育ててみたいという願いをもって活動が始まった。小さな種から、どんどん成長していくポップコーンは、子どもたちにとっても分かりやすく、親しみやすかった。それと同時に、去年の経験から、年長さんと交流したいという思いもあり、ポップコーンを育てることと並行して、交流会の計画や実施を行ってきた。11月には、自分たちの育ててきたポップコーンを使い、実際にポップコーンを作って食べたり南庭であそんだりして、年長さんと交流会ができた。ファーマーズスタイルさんとも関りが持てたことは、子どもたちの交流の輪が広がり、非常に良かった。まだ、ポップコーンが残っているので、どんな風に利用していくか、子どもたちと考えていきたい。
2年生
(1)テーマ 「おいしいりんごを つくろう」
(2)活動内容 長野県、そして山ノ内町の特産品であるりんごは、児童にとって身近な存在である。また、兄姉やこれまでの2年生もりんご栽培・販売を行っており、自分たちも取り組んでみたいと願っていた。
身近なりんごであるが、育て方や生長のようすはよく知らないという児童が多かった。そこで、りんごの栽培及び生長の観察を柱として学習を進め、畑へ行っての観察は、1~2週間に1回の頻度で行い、観察日記として記録した。「前回より大きくなった」「りんごの形になってきた」とりんごの生長を楽しみにしている子どもたちの姿があった。7月からは「マイりんご」を選び観察を続けた。赤く色づいてくると「おいしいりんごになってほしい」という願いを持った。りんご販売に向けては、ポスターや看板作りなどを行った。ポスター掲示の依頼は、自分たちで行うなど、できるだけ児童の「やってみたい」という思いと、自己決定や主体的に活動できる場面の設定することを心がけた。
11月23日のりんご販売には、大勢のお客さんに来ていただき、40分も経たないうちに完売となった。「いっぱい売れてうれしかったです」「30分ぐらいで売れて、びっくりした」と子どもたちは喜びと驚きを感じていた。
今後は、感想をくださった方へのお礼の手紙の作成と、残ったりんごの活用とお世話になった方への感謝をどのように伝えていくか、相談していきたい。
3年生
(1)テーマ 「13人のいろいろおやき」
(2)活動内容 身近な食べ物のおやきだが、子どもたちの家庭で作られていることは少なく、買ってきていることが多いことは、驚きであった。手軽に手にして食べられるものではあるが、実際に自分たちで作ってみると、粉と水の量から始まり、包み方や具の量などが難しいことがわかり、今まで作ってきた上の世代の方の技術に感心することになった。一度思い切って通常入れないような具をチャレンジして食べてみたところ、おいしかったが、振り返ってみて改めて伝統的な皮・具でもやってみたいと願いを新たにできた。親世代よりもさらに上の世代の、「家でおやきをつくっていた方々」との交流を目指していきたい。
4年生
(1)テーマ 「Welcome to our town! ~山ノ内町を世界に伝えよう~」
(2)活動内容 年度初め、SDGsについて調べながら、「観光」を大きなテーマに設定して活動を始めた。山ノ内町には観光客が多く、町内で外国人観光客の姿を見ることがあるが、「どれくらいの観光客が町を訪れているのか」「どこから来てどこへ行くのか」といったことについては疑問が生まれた。6月に行われたアメリカからの留学生との交流会では、昨年度学習してきた豆腐作りという日本の文化を通して、留学生と交流することができた。
湯田中駅や観光案内所でのインタビューやホテル見学を通して、季節によって観光客の数が大幅に違うことや、目的となる観光地はおおむね決まった場所であることを知ることができた。「冬だけでなく一年を通してたくさんのお客さんに来てほしい」という思いから、全校児童向けに季節ごとの町の魅力アンケートを取り、町には季節ごとに様々な魅力があることを知ることができた。また、りんご狩りに来た人がまた来てくれるにはどうすればよいかを考えることができた。
今後は、多くの魅力の中で、自分たちが何を魅力と考え、どのように伝えていくのかを探っていきたい。
5年生
(1)テーマ 「SDGsって何?自分達にできることは何だろう?」
(2)活動内容 4月当初、ESDやSDGsについて聞いたことろ、よく分からないと答える児童が多数であった。そこで、まずは、1人ひとりが自身の関心をもったSDGsの目標の現状や課題点について調査をし、その後、調査した内容についてクラスで発表会を行った。多くのテーマが発表されたが、クラスで話し合った結果「外来種」と「海洋ごみ」に関して追究していくことを決めた。
外来種については、志賀高原のガイドの小林さんからお話を伺うことができた。その中で、志賀高原は人間が自然と触れ合う緩衝地域と、自然のまま保護する核心地域があることが分かった。緩衝地域は車のタイヤや靴の裏に種子がつくなどして、外部から別の植物が来ることもあり、駆除については難しさがあるとわかった。しかし、自分達で外来種の広がりを防ぐ方法を調べることができた。
海洋ごみについては、山間地域の山ノ内町にとっても身近な課題であることを知り、ゴミ拾い、ポスターによる啓発など自分達も世界に貢献できると実感することができた。また、
12月5日に国際海洋環境情報センター(GODAC)で、実際に海洋環境保全について活動されている方のお話を聞くことができ、より知見が深まった。その後、ゴミ捨てによる環境問題を少しでも減らせるようにとポスターを作り、町内に掲示するなどの啓発活動を行う予定。
6年生
(1)テーマ 「誰もが住みやすい町づくり 自分たちにできること ~お年寄りとの交流を通して~」
(2)活動内容 一昨年度、昨年度からの引き続きの活動。交流を重ねていくことで、「こんなことをしたら喜んでもらえるのではないか」「こうすれば、もっと関われるのではないか」と見通しをもって計画したりお年寄りと関わったりすることができていた。お年寄りと接したり施設の方のお話を聞いたりする中で、子どもたちは、「人との関わりをたのしみにしているお年寄りが多い」ことを実感した。そこで、「もっとお年寄りに喜んでもらいたい」「気軽に関われる場をつくりたい」との思いから、地域のお年寄りを学校にお招きする「南小おたっしゃ会」を開いた。当日は大勢のお年寄りに来校していただき、和やかな時間を過ごすことができた。ふり返りでは、「いっぱい話ができ、最後には泣いてありがとうございましたと言ってもらった。楽しかったと思う」「話したとき、笑顔で微笑みながらよかったよと言ってくれた人もいた。うれしかったと言ってくれて、ぼくもうれしかった」と満足感を得ることができた。また、「交流する機会があまりないから、うれしかったと思う。家族以外と交流する、子どもたちと交流する機会がないから、うれしかったと思う」とお年寄りの気持ちを想像し、「またおたっしゃ会をやったり、登校中や下校中に会ったお年寄りにあいさつをしたりしてかかわり、喜んでもらいたい」との願いをもつことができた。
来年度の活動計画
・外部有識者との連携
ESDカレンダーを作成しながら活動を進めているが、活動を展開していくにあたって、
指導者は何に焦点を当て、どんな活動をしていけば、ねらいが達成できるか、迷いや不安が
多い。そこで、各学年の取り組みについて意見交換をする場を何回か設け、外部有識者に入っていただきアドバイスを受けるようにしたい。活動への意味付けや考えられるこれからの展開について示唆をいただくことで、指導者が自信をもって子どもたちと取り組むことができるようにしたい。
・交流活動の推進
多様な見方・考え方に触れる機会を大事にするということからも、来年度も子どもたち同士、職員間の交流の場を探りたい。今年度は同じ小規模校とのオンライン交流や、同じ町内の小学生と様々な交流を行ってきた。本校は陸域の小さな学校であるので、海域の学校、都市部の学校、温暖な地域の学校、本校と同様にユネスコエコパーク内の学校などとかかわりをもてるようにしていきたい。そのためにも、職員が積極的に研修などに参加し、つながりの輪を広げていくことを大切に考えていきたい。
