• なごやしりつやまだこうとうがっこう
  • 名古屋市立山田高等学校

  • Nagoya Municipal Yamada Senior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野減災・防災, 環境, 国際理解, 平和, ジェンダー平等, 健康

所在地 〒452-0817 愛知県名古屋市西区二方町19-1
電話番号 052-501-7800
ホームページ https://www.nagoya-c.ed.jp/school/yamada-h/
加盟年 2012

2023年度活動報告

活動分野

減災・防災, 環境, 国際理解, 平和, ジェンダー平等, 健康

本校では校内に「若竹プロジェクト(ユネスコスクール委員会)」を設置し、ユネスコスクールとしての活動について、様々な教育実践を企画・運営している。具体的には「命」「心」「環境」のキーワードを、教育課程の中核に位置付けて「人間教育」として実践している。近年は、「防災」「国際理解」の実践活動にも幅を広げて取り組んでいる。

2023年度は計画通りの行事を開催することができたが、1年生全員が体験していた「赤ちゃんふれあい交流授業」や近隣の「特別養護老人ホーム慰問活動」は未だに活動を再開することができていない。以前から大切にしてきた行事を実施することができていない現状は、大変残念に感じている。来年度ヘ向けて、外部の連携機関と協力して行事の実施形態や内容の再検討を進めていきたいと考えている。

Ⅰ 防災委員会活動を軸とした防災活動

1・2年生の各クラスから2名選出される防災委員は、1学期の「防災施設見学」と2学期の「防災教室」の内容をまとめ、全校生徒向けに「防災新聞」を発行している。また、本校の生徒は通学範囲が広く、帰宅困難者が発生することも予想されるため、入学時に非常用備蓄食を購入して学校に保管し、卒業時に返却する取り組みを行っている。

Ⅱ 心肺蘇生法とAEDトレーニングなど人命救助に関わる取り組み

「命」に関わる体験活動として開催している「AED特別講習会」では、生徒はグループごとに分かれて心肺蘇生のトレーニング用人形とAEDトレーナーを使った実習を行っている。実習終了後は、1人ずつ実技テストを実施し、無事合格した生徒には「普通救命講習修了証」を授与している。この講座のために教員は、応急手当普及員の資格を取り、定期的に更新しながら生徒を指導している。

Ⅲ 広島を訪れる修学旅行に向けた「平和」に関する取り組み

広島市から「被爆体験伝承者」を招いて講話をしていただくなど、戦争や原爆に関する学習を行い、「平和」について深く考える活動を行っている。また、修学旅行後は、拉致被害者問題など平和に関わる内容にも取り組んでいる。

Ⅳ 平成10年から続く「朝の読書」の取り組み

始業前の10分間、教室で全校生徒と教職員が一斉に読書をしている。短い時間ではあるが、学校全体が静寂に包まれ、毎日継続して取り組むことで、落ち着いた雰囲気作りと豊かな「心」の育成に成果を上げている。

Ⅴ 環境問題について考える「若竹クリーンプロジェクト」の取り組み

生徒・教職員だけでなくPTAも参加する地域清掃活動「若竹クリーンプロジェクト」を行っている。生徒はこの活動を通して、「環境 」問題について考えることだけでなく、ボランティア精神も育んでいる。

来年度の活動計画

2024年度は新型コロナウイルス感染症対策により未だに実施することができていない行事について実施形態や内容の再検討を進めながら再開していきたいと考えている。また、昨年度より導入された1人1台タブレット端末を有効に活用して、外部の連携機関を巻き込んだ行事を継続していきたい。今年度は、高校において新学習指導要領の完成年度になるため、探究的な要素を取り入れた学習活動を一層推進し、「総合的な探究の時間」を軸に探究学習を充実させていきたい。

国際理解の分野では、平成29年11月から姉妹校提携を結んでいるオーストラリアのシドニー近郊にある「ブルーマウンテングラマースクール」(Blue Mountains Grammar School)との間で行っている国際交流を再開するために、ホームステイ受入を計画している。2024年度は学校行事としても国際交流を計画しており、両校の交流が今後、継続した日常的な交流に発展することを期待している。

過去の活動報告