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加盟年 2012

2023年度活動報告

活動分野

減災・防災, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 福祉

本校は、「自然に適う教育」を学校理念としながら、学校生活の中で「後始末」の重要性について説き、学校全体として取り組んでいる。

①  国際理解に係わる活動

令和5年9月13日―イギリスユネスコスクールとの交流(中学高校)

英国ナショナルコーディネーター主催の日本訪問プロジェクトの一環で、本校の能楽の授業を見学・及び体験を行った。本校の能楽の授業をご指導いただいている観世流シテ方能楽師の分林道治先生、梅田嘉宏先生が実際に生徒に指導している様子を見学した後、ミニワークショップを実施。最後に交流の時間を設け、授業を通して何を学んだか等の質問が出て、生徒が英語でやりとりをした。

令和5年11月8日―タイの中学生徒との交流(中高)

日本における中学校の授業を見学する目的で来日していた英語を学ぶタイの中学生と交流をした。まず中学校の授業を見学した後、能楽の授業を見学した。その後タイの中学生の伝統的な舞踊を鑑賞した。最後は中学高校生と交流をしてそれぞれ英語でコミュニケーションをとりそれぞれの文化や学校生活の違いについて話したりした。

令和5年11月30日―イスラエルとパレスチナが紛争している中で、双方の子どもたちが平和を願いながら同じ教室で一緒に学習している学校があり、事前学習を経た後、この学校の子どもたちに向けて支援活動を行っている「ハンド・イン・ハンド」のプログラムのために小学生がJR山科駅前で街頭募金を行った。

令和5年9月から1年間―本校ではイギリス、スコットランドに拠点を置くプロジェクトトラストを介してギャップイヤースチューデント2名の受け入れを実施している。彼らはボランティアとして1年間日本に滞在し本校の英語授業の補助に入ったりするボランティア活動を行っている。また折に触れて日英の文化の違いなどについて意見交換等を行っている。

また本校では自国の文化を理解することも国際理解の一助となると考えており、小中学生は剣道や日舞、中高生は能楽の授業を成果として設け毎年発表会を催している。

②  平和に係わる学習

令和5年6月15~16日 広島平和学習

小学6年生が広島の原爆ドームを見学し、また語り部の方からお話を聞いて平和の意味と大切さを学習した。広島での平和学習に向けて小学生全員が折り鶴を作り、千羽鶴を持って行った。また年度内に、広島での学習を校内向けに学習報告会を行う予定である。

人権に係わる学習

令和5年5月24日~26日、中学生は人権学習として元ハンセン病療養施設である岡山県の国立長島愛生園を訪問した。差別と偏見の中で暮らしてこられた元患者の方の苦しさなどを、学芸員の方にお話しいただいた。他にも歴史館見学、園内見学を通してハンセン病とそれにまつわる歴史を学び、人権意識を高めた。8月には学習したこと、それぞれが考える人権について全中高生に向けてプレゼンテーション形式で報告会を行った。

④環境に係わる学習

令和5年1125

中高―大阪府内の四天王寺をはじめ西成区内の各所の落ち葉掃き、ゴミ拾いなどの清掃奉仕活動を行った。

小学校―低学年は学校の近くを流れる琵琶湖疎水周辺のゴミ拾い、落ち葉掃きを行った。また、高学年は平安神宮の境内の落ち葉掃き、草抜きを行った。

令和5年1月6日、高校生は滋賀県長浜市で清掃奉仕活動を行った。

本校では「後始末」を一つの教育のテーマに掲げている。まずは自分の身の回りの後始末を一人一人がすることで環境を整えていくことができると考えている。

また、本校の敷地内には山があるため、本校独自の授業である、作務で、間伐を行い、間伐の重要性、山の整備について体験を通して学んでいる。

 

⑤防災・減災に関する学習

令和5年7月19日―(中学校)京都市防災センターへ行き水害、火災、地震への備えなどについて映像や体験コーナーを通して学習した。

 

来年度の活動計画

1.ハンドインハンド活動支援募金を継続して行う(11月)

2.広島平和学習を継続して行う。(5月)

3.岡山県の愛生園での人権学習を引き続き行う。(6月)

4.長浜での清掃掃除活動を継続して行う。(1月)

5.大阪府内の清掃奉仕活動を行う。(11月)

6.国内外のユネスコスクールとの交流行事を実施する。

過去の活動報告