2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費

本校は、「自然に適う教育」を学校理念としながら、ESDとして①国際理解に係わる活動、②平和に係わる学習、③人権にかかわる学習、環境にかかわる活動を実践教育で学習している。

①  国際理解に係わる活動

イスラエルとパレスチナが紛争している中で、双方の子どもたちが平和を願いながら同じ教室で一緒に学習している学校がある。この学校の子どもたちに向けて支援活動として慈善団体が行っている「ハンド・イン・ハンド」のプログラムのために当校の小学生がJR山科駅前で街頭募金を行った。
また本校では自国の文化を理解することも国際理解の一助となると考えており、小中学生は剣道や日舞、中高生は能楽の授業を成果として設け毎年発表会を模様している。

②  平和に係わる学習

令和元年6月20~21日、小学6年生が広島の原爆ドームを見学し、むつみ園では戦争について被ばくされた方からお話を聞いて平和の意味と大切さを学習した。広島での学習をその後校内向けに学習報告会を行い学んだ知識をアウトプットした。また、広島での平和学習に向けて小学生全員が折り鶴を作り、千羽鶴を持って行った。

③  人権に係わる学習

令和元年6月19日、中学生はハンセン病施設である岡山県の長島愛生園を訪問して人権学習を行った。差別と偏見の中で暮らしてこられた元患者の方から直接お話を聞いた。他にも歴史館見学、園内見学を通してハンセン病とそれにまつわる歴史を学び、人権意識を高める。学習したことを一般向けにプレゼンテーション形式で報告会を行った。さらに事後学習として生徒それぞれが研究テーマを持ち一冊の本を仕上げている。

④ 環境に係わる学習
令和2年1月8日~10日、高校生は滋賀県長浜市でトイレ掃除を行った。また11月30日には大阪府内の四天王寺をはじめ西成区内の各所の奉仕清掃活動を行った。本校では「後始末」を一つの教育のテーマに掲げている。まずは自分の身の回りの後始末を一人一人がすることで環境を整えていくことができると考えている。

来年度の活動計画

1.ハンドインハンド活動を継続して行う

2.広島平和学習を継続して行う。

3.岡山県の愛生園での人権学習を引き続き行う。

4.長浜でのトイレ掃除活動を継続して行う。

5.大阪府内の清掃奉仕活動を行う。

6.海外のユネスコスクールとの交流を模索する。