2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

気候変動, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 福祉

本校は、「自然に適う教育」を学校理念としながら、ESDとして①国際理解に係わる活動、②平和に係わる学習、③人権にかかわる学習、環境にかかわる活動を実践教育で学習している。

①  国際理解に係わる活動

イスラエルとパレスチナが紛争している中で、双方の子どもたちが平和を願いながら同じ教室で一緒に学習している学校がある。この学校の子どもたちに向けて支援活動として慈善団体が行っている「ハンド・イン・ハンド」のプログラムのために当校の小学生がJR山科駅前で街頭募金を行った。
また本校では自国の文化を理解することも国際理解の一助となると考えており、小中学生は剣道や日舞、中高生は能楽の授業を成果として設け毎年発表会を催している。

②  平和に係わる学習

令和4年5月12~13日、小学6年生が広島の原爆ドームを見学し、また戦争について、被ばくされた方からお話を聞いて平和の意味と大切さを学習した。広島での学習をその後校内向けに学習報告会を行い、学んだ知識をアウトプットした。また、広島での平和学習に向けて小学生全員が折り鶴を作り、千羽鶴を持って行った。

人権に係わる学習

令和4年5月25日~27日、中学生は人権学習として元ハンセン病療養施設である岡山県の国立長島愛生園を訪問した。差別と偏見の中で暮らしてこられた元患者の方の苦しさなどを、学芸員のかたにお話しいただいた。他にも歴史館見学、園内見学を通してハンセン病とそれにまつわる歴史を学び、人権意識を高めた。8月には学習したこと、それぞれが考える人権について全中高生に向けてプレゼンテーション形式で報告会を行った。

④環境に係わる学習

令和4年1126日には大阪府内の四天王寺をはじめ西成区内の各所の落ち葉掃き、ゴミ拾いなどの清掃奉仕活動を行った。令和5年1月6日、高校生は滋賀県長浜市で清掃奉仕活動を行った。また本校では「後始末」を一つの教育のテーマに掲げている。まずは自分の身の回りの後始末を一人一人がすることで環境を整えていくことができると考えている。

また、本校の敷地内には山があるため、本校独自の授業である、作務で、間伐を行い、間伐の重要性、山の整備について体験を通して学んでいる。

来年度の活動計画

1.ハンドインハンド活動を継続して行う

2.広島平和学習を継続して行う。

3.岡山県の愛生園での人権学習を引き続き行う。

4.長浜でのトイレ掃除活動を継続して行う。

5.大阪府内の清掃奉仕活動を行う。

6.国内のユネスコスクールとの交流行事を実施する。