• いたばしくりついたばしだいななしょうがっこう
  • 板橋区立板橋第七小学校

  • Tokyo Itabashi 7th Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒173-0024 東京都板橋区大山金井町31-1
電話番号 03-3956-8114
ホームページ https://www.ita.ed.jp/swas/index.php?id=1310273
加盟年 2018

2024年度活動報告

活動分野

環境, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育

本校の教育目標は以下の4つである
・明るくじょうぶな子ども
・進んでやり抜く子ども
・仲良く助け合う子ども
・正しく判断できる子ども
また、86年の歴史と伝統を継承し、創造性と可能性を高めるために、「自律」と「自立」する子どもの育成をめざしている。そして、課題解決のためにチャレンジ精神をもって「つなぐ・つなげる・つながる・・・その先へ」の連続性を意識した質の高い教育活動をめざしている。
さらに、特色ある教育活動として、板七小のブランドを立ち上げた。
ぶらんど1 みどりと環境の板七小
ぶらんど2 みんななかよし板七小
ぶらんど3 地域と共に板七小

その中でも、「ぶらんど1」である「みどりと環境の板七小」は平成15年度から地球温暖化防止に役立つ一つの方法として「みどりのカーテン」(発祥の地)を中心とした「緑から学ぶ環境学習」を継続して学習してきている。 身近な地域の自然環境や社会に関する持続可能な取り組みの向上を目指すために、以下の7つの力を身に付けさせることを目的としている。
①身近な地域の自然・文化の持続に関する知識理解
②世界の自然・社会の持続に関する知識・理解
③積極的なコミュニケーション力
④主体的に学ぶ態度
⑤他者と共働する態度
⑥課題を発見し解決を目指す態度
⑦多様性の尊重に関する価値観

授業は、1・2年生は生活科、3年生~6年生は総合的な学習の時間を中心に実施してきた。
活動内容は以下の通りになる。 
1年生・・・「アサガオとお友だち」「ウエルカムガーデン」
○朝顔を育てて、生長日記をつけた。また育て終わったら、花や蔓・葉・種などを活用して、押し花やリースなどの作品製作活動を行い、自然を身近に感じられるように工夫した。12月には、地域の方に手伝っていただき、チューリップの球根を植えた。卒業する6年生や入学する新1年生にお祝いの気持ちを込めてお世話を行っている。
2年生・・・「野菜や球根を育てよう」
○育てたい野菜を自分達で選び、種から育てることに挑戦した。一人ひとり小さい種から、実ができることに驚き、生命の尊さを感じた。今年はキュウリが多く収穫でき、家庭に持ち帰っておいしくいただくことができた。さらに12月には、チューリップの球根を植え、1年生と一緒に卒業する6年生と入学する新1年生のために大事に育てている。
3年生・・・「植物の生長」「食の秘密をさぐろう」
○理科の学習でホウセンカを育て、観察を行い、芽が出て葉が出て茎がのび実になって枯れていく植物の生長を理解した。また、4年生が育てているヘチマのことについて発表を聞き、音楽会では、みどりのカーテンの成長を表す歌「「MIDORI~つながる輪~」を4年生と共に歌い、次年度への活動の意欲を高めた。また、給食の献立から「豆」に注目して、「豆」について調べた。さらに、そこから自分たちが生きていく上で「食」の大切さを改めて考え、自然の恵みを大切にしていくために、自分たちでできることを考え、保護者に発表をした。
4年生・・・「緑のカーテンプロジェクト」「車椅子体験」
○ヘチマやゴーヤの育て方やみどりのカーテンの効果に付いて調べ、下学年に発表したり、全学年にオリエンテーション形式で紹介したりした。さらに、音楽会では、みどりのカーテンの成長を表す歌「「MIDORI~つながる輪~」を歌い、空高く伸びている蔓を表現した。また、地域に広める活動として、近隣の小学校に説明するために、プレゼン資料をグループごとに作成して発表した。また、ボランティアセンターの講師や実際に車椅子での生活をして方から話を聴いた。さらに、交代で車椅子に乗る役と押す役の体験活動を通して、車椅子を利用している方々への理解を深めた。今後どのように関わるのか、どのような社会になるとよいのか、ユニバーサルデザインの視点で考えを広げた。
5年生・・・「SDGsを調べ、伝え、実践しよう」
○世界の現状について目を向け、自分たちで何ができるか、17の項目から考え、調べた。調べたことをポスターにして、クイズ形式で校内に掲示し、全学年に向けて発信した。さらに、自分たちの生活においてどのような工夫ができるのかを具体的に考え、地域の公園のゴミ拾いをしたり、鉛筆の削りかすで堆肥を作ったり、ベルマークを集めたりと実践活動を行い、そこから考えたことをまとめ下学年に紹介した。
6年生・・・「ユネスコについて学ぼう」「日光や自然や環境についての発表」「板橋区の環境」
○自然豊かな日光と自分たちの住んでいる板橋区と比較しながら、日光移動教室で体験したことや調べたことをまとめ、5年生に発表した。環境大使校として、ユネスコとは何かを調べまとめた。また、自分たちが住んでいる板橋区について調べ、現状を理解し、さらによりよくするための工夫を考え、互いに情報共有を行った。
5組・・・「野菜を育てよう」
○学期ごとに育てる野菜を決めて、種や苗から育てた。その成長の様子をタブレットで記録したり、サツマイモの蔓でリースを作りスイートポテトも作ったりした。恵みをいただいていることを体験した。
全学年・・・「MTGs」(もったいないプジェクト)
環境保全について学び、給食残菜やゴミを極力少なくすることや節電節水などの取り組みを行った。各学級クラスでめあてを設定した上で、一人ひとりが具体的に実践できるめあてを設定し実践活動を行った。また、振り返り活動を充実させ、今後の生き方について考えをもたせた。
全学年・・・「SDGsで楽しい学校づくり」
小中連携の学びのエリアにおいて、生徒会サミットに参加し、「SDCsで楽しい学校づくり」をテーマに話し合い自校での取り組みについて考えた。児童会発信でゴミ拾い大会を開催し、今後の活動について計画を立てた。
その他・・・「環境委員会」「地域と共に」
○環境委員会が学校の環境を良くするために中心になって様々な活動を行った。(古紙の回収活動・緑の募金活動・植栽活動・環境ポスター作り・全校児童のための土作り・落ち葉掃き等)
○地域の方々の協力のもと、昇降口前の花壇が「ウエルカムガーデン」に生まれ変わり、シバザクラがしっかりと根付いている。今年はさらに、ナデシコ、キンギョソウ、ビオラなどを植えて、彩りを添えた。

来年度の活動計画

○【緑のカーテン】を中心とする栽培活動や環境教育の実践
○上記に伴う「生活科」「総合的な学習の時間」を柱とした体験や実践活動を伴う取組
○ESDやSDGsをより子どもたちに浸透させていくような取り組みの再編
○ユネスコスクールであることの歴史と意義の継承

過去の活動報告