• みつけしりつたいしょうがっこう
  • 見附市立田井小学校

  • Mitsuke Municipal Tai Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 持続可能な生産と消費

所在地 〒954-0036 新潟県見附市田井町306
電話番号 0258-62-0479
ホームページ http://www.mitsuke-ngt.ed.jp/~tai/
加盟年 2010

2023年度活動報告

活動分野

減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等

本校は、ESDを学校と地域の取組を結び付けるものと捉え、「地域の人材と資源を活用した教育の充実」を活動のテーマとし、ESDの実践を通して「ふるさと田井を愛し、世に役立つことを喜びとする子」の育成を目指している。

具体的には、環境教育・伝統文化の継承を柱に①「環境」「持続可能な生産と消費」に係わる「みつばの森」の活動、②「世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等」に係わる「みつば太鼓」、③「減災・防災」に係わる「田井小防災の日」の活動を行った。

 

①「環境」「持続可能な生産と消費」に係わる3,4学年総合的な学習での活動や緑の少年団(全児童)によるエコ活動やリサイクル活動、緑化活動

3,4年生の総合的な学習の時間では、環境教育を中心に行ってきた。「みつばの森プロジェクトパート2」と題し、昨年度に引き続き、学校にある森を育て守るために自分たちにできることを考えた。今年度は、「学べる森」というテーマで木の名前を調べ、木に名札を付けた。名札には、名前だけでなく、葉や幹の特徴や実についての説明も入れた。木を観察することで、この夏の猛暑で木が枯れてきていることに気づき、そこから地球温暖化の問題に目を向けるようになった。そして、自分たちにできることを考えていった。また、昨年整備しメダカやタナゴを放った池では、ゲストティーチャーを招き、卵の孵り方を学び、たくさんの赤ちゃんが産まれた。このような活動から命のつながりを感じ取った。

また、緑の少年団(全児童)が中心となり、環境保全と社会貢献を目指して、全校に呼びかけ、トイレットペーパーやセロハンテープの巻き芯、ペットボトルキャップ、段ボールなどを回収した。回収物は、それぞれの関係先(引受先)に送付した。

 

②「世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等」に係わる「みつば太鼓」の活動

3年生以上の子供たちで構成される「みつば太鼓」は、地域の方から太鼓演奏の指導を受けながら、総合的な学習の時間に取り組んでいる。本年度は、市の祭りや創立150周年式典、学習発表会で演奏を披露した。また、今年度は保護者だけでなく、より多く「みつば太鼓」の演奏を聴いてもらえるよう練習の様子を地域の方々に観てもらった。自分たちの練習の成果を披露する場が増え、達成感を味わうことができた。

 

③「減災・防災」に係わる「田井小防災の日」の活動

本校では学習参観日の1日を「田井小防災の日」と位置付け、9月8日(金)に全校児童と保護者とともに実施した。新潟県防災教育プログラムを活用した授業や講師を招聘した防災教育など、「減災・防災」について地域一体となって考えるよい機会となった。

来年度の活動計画

3,4学年の「みつばの森プロジェクト」では、今年度森を観察する上で児童の中で課題となった地球温暖化問題について、自分たちにできることを考えていきたい。また、調べたことなどを全校や地域に広め、環境問題についてより全校や地域の意識を高めたい。また、さらに森を整備し森の魅力を伝えていきたい。

「みつば太鼓」「田井小防災の日」の活動は、これまで通り地域に根ざした活動をESDの実践として継続していく。地域を活動のフィールドとし、どの活動においても可能な限り保護者や地域の方、関係機関と連携・協働して一体となって活動を進めていく。

過去の活動報告