2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 世界遺産・地域の文化財等, 持続可能な生産と消費

 本校は、「田井学」を通した地域活性化を活動テーマとして、ESDを学校と地域の取組を結び付けるものと捉え、ESDの実践を通して「ふるさと田井を愛し、世に役立つことを喜びとする子」の育成を目指している。
 具体的には、環境教育、伝統文化の継承を柱に、①「環境」や「持続可能な生産と消費」に係わる委員会によるエコ活動やリサイクル活動、緑の少年団が中心となって取り組む緑化活動、②「世界遺産・地域の文化財等」に係わる「稚児舞」と「みつば太鼓」の活動、③減災・防災に係わる「田井小防災の日」の活動を行った。

① 「環境」や「持続可能な生産と消費」に係わる委員会によるエコ活動やリサイクル活動、緑の少年団が中心となって取り組む緑化活動

 委員会の子どもたちが中心となって、環境保全と社会貢献を目指して、児童や職員、保護者、地域の方に呼び掛け、トイレットペーパーやセロテープなどの巻芯、ペットボトルのキャップ、ダンボールなどを回収し、郵送などによりそれぞれの関係先(引受先)に届けた。
 また、緑の少年団は、緑化推進を図るために見附市内で街頭募金活動を、校内では児童・職員を対象に募金活動を行った。また、沿道の花壇やプランターの植栽を行い、マリーゴールドやプランターのミニヒマワリは、道行く人を和ませた。

② 「世界遺産・地域の文化財等」に係わる「稚児舞」と「みつば太鼓」の活動

 低学年の子どもたちは、地域の伝統の舞である「稚児舞」を地域の方(保存会の方)から教わり、「みつばふれあいまつり」(学習発表会)で発表した。
 4年生以上の子どもたちで構成される「みつば太鼓」は、地域の方から太鼓演奏の指導を受けながら、主に課外活動として活動している。今年は、創立記念集会や学習発表会といった校内での発表だけでなく、見附市小学校音楽祭や見附まつりなど、校外においても数多く演奏を行った。また、学校近くの特別養護老人ホームの夏まつりや地区の秋まつりでも演奏を披露するなど地域でも発表し、力強い太鼓の音色で元気と感動を届けている。

③ 減災・防災に係わる「田井小防災の日」の活動

 本校では、7月の第1土曜日を「田井小防災の日」と位置付け、学習参観日とし、全校児童と保護者、地域住民とともに、減災・防災について考えている。
 本年度は、7月6日(土)に実施し、「津波から身を守る学習」や救急法講習(心肺蘇生とAEDの使い方)、地震発生時や水害発生時の対応、水害防災マップづくり、快適な避難所にするための方法と避難所づくり体験、災害時の食事づくり体験(パッククッキング)などについて学んだ。

来年度の活動計画

 今年度と同様の活動を継続していく。
 全校で行う活動、委員会ごとに行う活動、緑の少年団や各学級を中心に行う活動など、活動ごとに分担して行っていく。また、どの活動においても、保護者や地域の方、関係機関(大学など)と連携・協働して、一体となって活動を進めていく。