2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 持続可能な生産と消費

本校はESDを学校と地域の取組を結び付けるものと捉え、「田井学」を通した地域活性化を活動テーマとし、ESDの実践を通して「ふるさと田井を愛し、世に役立つことを喜びとする子」の育成を目指している。

具体的には、環境教育・伝統文化の継承を柱に①「環境」「持続可能な生産と消費」に係わる緑の少年団として取り組むエコ活動やリサイクル活動、緑化活動、②「世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等」に係わる「稚児舞」と「みつば太鼓」の活動、③「減災・防災」に係わる「田井小防災の日」の活動を行った。

①「環境」「持続可能な生産と消費」に係わる緑の少年団(全児童)によるエコ活動やリサイクル活動、緑化活動

緑の少年団(全児童)が中心となり環境保全と社会貢献を目指して、児童や職員、保護者、地域の方に呼びかけてトイレットペーパーやセロハンテープの巻芯、ペットボトルキャップ、段ボールなどを回収した。回収物をそれぞれの関係先(引受先)に送付した。

また、緑化推進を図るために、見附市内で街頭募金活動を行った。日常活動としては、沿道の花壇やプランターの植栽を行い、マリーゴールドや百日草・日々草は道行く人を和ませた。晩秋にはチューリップの球根を植え、春に咲く予定である。

②「世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等」に係わる「稚児舞」と「みつば太鼓」の活動

低学年の子供たちは、地域の伝統の舞である「稚児舞」を地域の方(保存会の方)から教わり、学習発表会で披露している。3年生以上の子供たちで構成される「みつば太鼓」は、地域の方から太鼓演奏の指導を受けながら、主に課外活動として取り組んでいる。本年度は、市の祭りに参加し発表することができた。コロナ禍が続いているため校外での発表の機会は少ないが、校内の学習発表会やケーブルテレビでのビデオ演奏で力強い太鼓の音色を演奏することができた。

③「減災・防災」に係わる「田井小防災の日」の活動

本校では学習参観日の1日を「田井小防災の日」と位置付け、7月3日(土)に全校児童と保護者、地域住民とともに実施した。今年度はコロナ禍であるため、例年実施していた防災キャンプを中止したが、PTAによる児童引き渡し訓練を新たに位置付け実施した。その他にも新潟県防災教育プログラムを活用した授業や講師を招聘した防災教育など、「減災・防災」について地域一体となって考えるよい機会となった。

来年度の活動計画

新型コロナウイルス感染症の感染状況を考慮しながら、感染症対策を十分行ったうえでこれまでの活動を継続したり、withコロナ対応としてこれまで取り組んできた地域に根ざした活動をESDの実践として深化・拡充させたりする。地域を活動のフィールドとし、どの活動においても可能な限り保護者や地域の方、関係機関と連携・協働して一体となって活動を進めていく。