所在地 | 〒066-0034 北海道千歳市富丘2-6-2 |
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電話番号 | 0123-23-4127 |
ホームページ | https://chitose-edu.jp/suehiro-e/ |
加盟年 | 2011 |
2023年度活動報告
文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 人権
本校は、「自然や命を大切にする心・生き方」を活動テーマとしたアイヌ文化学習を進めることで、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して、持続可能な社会の創造や異なる価値観を持つ人間同士の相互尊重・共生を目標とした。
先住民族アイヌは、かつてアイヌ語で「シコツ」と呼ばれていた千歳市域に、千歳川を中心とする豊かな自然資源をもとに長い歴史を刻んできた。現在は、千歳アイヌ協会・文化伝承保存会の活動が盛んに行われ、「アシリチェプノミ(初めて鮭を迎える儀礼)」に代表されるカムイノミ(儀礼)や唄・舞踊・手仕事等の伝承が行われており、それらを学校教育において理解促進を行った。
平成5年にアイヌ文化を学ぶ実践が初めて行われ、それ以後、生活科・総合的な学習のカリキュラムに位置付けた「アイヌ文化学習」を継続している。平成8年には、アイヌ民族の伝統的家屋「チセ」を復元した地域文化資料室を完成させ、この資料室を拠点として【命の大切さ】【自然との共生】【郷土の歴史学習への興味関心】【環境、食、人権】など幅広い教育価値を小学校6年間で学ぶことができるように指導計画を作成した。平成23年~25年には、「北海道ふるさと教育推進事業」、平成29年~30年にも「北海道ふるさと教育・観光教育等推進事業」の指定を受け、ユネスコスクール加盟校としてユネスコスクールが重点的に取り組む分野の学びを深めた。
来年度の活動計画
体験をもとにした学習内容を充実させ、実感のある学びとする。
・地域の人材、環境の幅広い活用を通して、ふるさとについてよく知り親しみを持つとともに、発達段階に応じ多様な歴史や文化等人権教育の側面も持ちながら学習を進める。
・地域とのつながりを強め、保護者の理解が高まる等、開かれた学校づくりの推進を図る。(千歳アイヌ協会、文化伝承保存会への協力依頼)
・6年間の学習の継続。 1年:チセ探検、笛作り 2年:民話、アイヌの子ども遊び 3年:サケ漁、アイヌ料理(チェプ オハウ)、地名学習 4年:保存食学習(イナキビ栽培、団子作り) 5年:シナノキ飾り作り 6年:ムックリ作り及び演奏、アイヌ文様刺繍、歴史と人権 6年間を通して:歌、ホリッパ