- らうすちょうりつらうすようちえん
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羅臼町立羅臼幼稚園
- Rausu Municipal Rausu Kindergarten
- 種別幼稚園または幼保連携型認定こども園 地区北海道・東北地区
- 主な活動分野登録なし
所在地 | 〒086-1821 北海道目梨郡羅臼町緑町301 |
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電話番号 | 0153-87-2747 |
ホームページ | |
加盟年 | 2012 |
2024年度活動報告
生物多様性, 海洋, 環境, 食育
本園は、世界自然遺産である羅臼町の知床の山と海に囲まれた自然の中にある幼稚園である。
幼児が身近な自然の中で、五感を働かせながら、気付きや発見を楽しみ不思議がったり、面白がったりしながら自分の考えを表現できるよう、活動に取り組んできた。
①自然と触れ合うことを通して、その美しさや不思議さ、力強さを感じ取り、大切にする心を育てる。
・散歩活動では四季を通じて同じ場所を何度も訪れることで、自然の変化に気付いたり、楽しんだり、不思議さ、美しさなど五感で感じたり、感じたことを言葉で伝え合う姿が増えた。
・戸外遊びを通して、花や草を使って色水にし、色の変化や水の量を調節したりと試行錯誤を繰り返すことができました。また身近な草花に触れ、料理遊びに使ったり、泥に水を加え、変化を楽しみながら遊びをしました。
②身近な動植物に関心をもち、生命の尊さに気付き、自然を大切にする心を育てる。
・クマ学習を通して、羅臼町に住む生き物の生態について学び、毛皮など触れる体験をとして、身近な存在だと感じたり、共存するためにどんなことができるのかを考えることができた。またクマが食べられるものが園の近くにもあることや、ゴミを捨てるとクマが家の近くに来ることが分かり、ゴミを捨てない意識をもつことができた。
③地域の人々と交流し、地域の産業や自然に興味や関心をもつ。
・市場や海鮮工房の見学で、羅臼の海で獲れる魚を見たり、そこで働く地域の方や仕事について学んだ。羅臼の海の大切さや海を守るという気持ちが生まれたり、給食で魚のメニューが出ると市場で学んだことを思い返したり、食べることへの意欲へもつながり、自分達の住んでいる羅臼町に愛着を感じることができた。
④ふるさとの自然や社会のすばらしさを知り、愛する心を育てる。
・ビジターセンターや郷土資料館などの地域の施設を訪れることで、自分達の住んでいる町の自然に興味をもったり、徒歩遠足で町を回り、地域の方との交流を深め、地域の人に見守られていると安心感をもったり、人と関わる素晴らしさを感じることができた。
来年度の活動計画
・これからも直接体験を大切にし、身近な環境(人・自然)に触れながら、様々な体験や発見を通して羅臼の良さに気付き、自然を大切にしようとする気持ちが育つような活動を計画していく。