2021年度活動報告
本年度の活動内容
活動分野
生物多様性, 海洋, 環境, 食育
本園は、世界自然遺産である知床の海と山に囲まれた自然の中で、幼児自身が気付きや発見を楽しめるよう、様々な活動に取り組んできた。
①自然と触れ合うことを通して、その美しさや不思議さ、力強さを感じ取り、大切にする心を育てる。
- 同じ場所を何度も訪れることで、自然の変化に気付いたり、楽しんだり、不思議さ、美しさなど感じたことを言葉で伝え合う姿が増えてきた。
②身近な動植物に関心をもち、生命の尊さに気付き、自然を大切にする心を育てる。
~クマ学習~
- クマと共存していく中で気を付けること、クマが町中に降りてきて、落ちているゴミを食べ、また町に降りてくる話を聞き、自分達にできることはないかと考え、年長児が「町の中からゴミをなくそう!」とゴミ拾いを行った。
③地域の人々と交流し、地域の産業や自然に興味や関心をもつ。
~市場見学・ホッケのすり身作り~
- 市場や海鮮工房の見学で、羅臼の海で獲れる豊富な魚やそこで働く人達について知り、給食で魚のメニューが出ると「この魚があの魚なんだ~」と市場で学んだことを思い返したり、魚が苦手な幼児も食べてみようとする姿に繋がった。
④ふるさとの自然や社会のすばらしさを知り、愛する心を育てる。
- 散歩活動や地域を訪れることで、自分達の住んでいる町の自然に興味をもったり、地域の方との交流から、「みんなが立派な大人になるまで見守ってくれている」というお話を聞き、地域の人に見守られていると安心感をもち、人と関わる素晴らしさを感じることができた。
来年度の活動計画
- 今年度同様、身近な環境(人・自然)に触れながら、様々な体験や発見を通して羅臼の良さに気付き、自然を大切にしようとする気持ちが育つような活動を計画していく。