所在地 | 〒988-0613 宮城県気仙沼市字高井40−2 |
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電話番号 | 0226-28-2604 |
ホームページ | http://www.kesennuma.ed.jp/ooshima-syou/ |
加盟年 | 2008 |
2023年度活動報告
海洋
本校は,教育目標を「志高く主体的に学び育つ児童の育成」とし,ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して「地域の自然や環境を見つめ,未来の大島を心に描きながら,環境と生活を振り返り,自らが様々な問題に気付くことができる」「問題の解決や探究活動に主体的,創造的に取り組む態度を育て,自己の生き方を考えることができる」力の育成を重点目標とした。
具体的には,海洋教育を中心としてESDを推進し,学校のある気仙沼大島で生産される水産物や農産物に関わる体験活動を通し,地域や自然への関心をもち,環境や資源,社会とのつながりについて進んで考えられるようにした。 ○豊富な体験学習,講話を通した気付きや発見を大切にした学習展開 浜での生き物調査や散策,ワカメ,カキ,ホタテの養殖体験学習を通し,浮かんだ疑問などを児童と講師の方とで一緒に解決してきた。 5学年では,カキについての講話から「川から栄養が流れてくるからおいしいカキができるとはどういうことか」「なぜ種ガキを買っているのか」という疑問をもった。カキの餌となるプランクトンが関係していることを知り,本当にいるのかどうか,養殖場を訪れた際に採取し観察した。頭の中の知識だけにとどまらず,普段目に見えない物を観察できたことで,実感を伴った理解になり,大島の海はプランクトンの多い恵まれた海だと考えられた。
また,大島の海で種ガキは採れないのか検証しようと,学校で用意したホタテ貝を海に吊るしてもらった。結果,種が多く付着し,自分たちの住む海でも採苗から行えるのではないかという希望をもちながら進んで気になることを講師の方に質問した。大島の海では抑制という作業が難しいことを知ったため,地場採苗するための夢のアイディアを考えた。地場採苗のために自分たちが力になることは難しいが,大島の海の特徴を見つめ,ふるさとの基幹産業の未来を考えられた活動となった。
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来年度の活動計画
来年度の活動において基本となるのは,今年度と同様,ワカメ,カキ,ホタテの養殖体験活動を柱とした海洋教育を中心に,地域の人々との関わりを大切にしながら,大島の自然の豊かさ,海とともに生きる人たちの思いに触れる活動を展開することでESDを推進していく。
また,被災した地域であるため防災学習を4学年に組み込み,被災当時の養殖業についてや,現在に至るまでの生産者さんの努力や思いなどを学習し,その後の養殖体験学習へとつなげたい。 |