• しろいししりつおおだいらしょうがっこう
  • 白石市立大平小学校

  • Shiroishi Municipal Oodaira Primary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野海洋, 減災・防災, 環境, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 食育

所在地 〒989-0217 宮城県白石市大平森合字権現山1番地
電話番号 0224-25-3709
ホームページ https://sites.google.com/gs.myswan.ed.jp/oodaira
加盟年 2017

2023年度活動報告

活動分野

海洋, 減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 食育

本校では、持続可能な開発のための教育推進の観点として、「人格の発達や自立心、判断力、責任感などの人間性を育むこと」「他人との関係性、社会との関係性、自然環境との関係性を認識して、『関わり』『つながり』を尊重できる個人を育むこと」を取り上げ、県全体や白石市の持続可能性を捉えさせることを通して、子供たちが総合的・多面的に考え行動していく力を身に付けさせることを大きな目標としている。

今年度、主に5年生が取り組んだ内容を紹介する。

1 防災・減災学習

2011年に起きた東日本大震災の経験から学び、自他の安全のために考え、行動する力を身に付けることを目指して、総合的な学習の時間において防災・減災学習を進めている。実践においては、外部から講師を招いたり、校外に見学に出掛けたりと、体験的な活動を重視している。

まずは、5・6年生を対象に、震災について知り、自分ごととしてとらえる活動の一つとして、当時勤務していた東松島市大曲小学校で被災した教員を講師に招いての出前授業を行った。30センチメートルの津波でも人は流されること、当時勤務されていた小学校が津波にのまれた時の状況などを、画像を使い、分かりやすく説明していただいた。

また、毎年恒例となっている震災遺構見学も実施した。山元町にある震災遺構中浜小学校を5年生が訪れ、震災を経験した語り部ガイドとともに、施設を巡って当時の様子について学んだ。津波の際の避難で高台に向かう実際の時間と体感する時間のズレを体験的に知る活動を組み込み、状況を見通して自他の命を守ろうとする意識の育成を図った。震災に関する様々な事実を自分の五感で捉えたこと、自分で調べ進めたことは、それぞれまとめ、3月11日(月)の「みやぎ鎮魂の日」学校集会で全校児童向けに発表する予定である。

2 自分たちでできることに取り組もう~ペットボトルキャップのリサイクル

5年生はリサイクルの取組の一環として、外部団体の協力を得て、ペットボトルキャップ回収に取り組んでいる。捨てればゴミとなり、焼却の際にCO2が発生して地球環境を損なうが、資源として活用する取組をすれば、ポリオワクチンを必要とする子どもたちのためになることを知り、全校への呼び掛けなど、意欲的に取り組んだ事例である。自分たちの周りだけでなく、世界の国々の様々な状況に目を向ける機会ともなった。

来年度の活動計画

次年度も、高学年の防災出前授業と5年生の震災遺構見学は継続する。さらに、理科や社会の学習内容などと相互に関連付けながら、防災・減災のための取組として、自分たちが住む地域において、災害から命を守るために何ができるかを考えさせていく。学習の成果を発信する機会としては、今年度同様、全校集会の場を考えているが、同じ中学校区の学校との交流も検討したい。リサイクル活動についても、今年度同様、継続とする。

6年生では、金属加工や地域で仕事をする方々など、外部人材を学校に招き、子供たちが自分の未来の可能性を広げられるような活動を進めていく。また、実際に白石市内で取材活動を行い、自分たちの目で捉えた地域の良さを動画などで発信する機会を作る予定である。

過去の活動報告