• たましりつおおまつだいしょうがっこう
  • 多摩市立大松台小学校

  • Tama Municipal Oomatsudai Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野環境, 人権, 福祉

所在地 〒206-0034 東京都多摩市鶴牧6-4
電話番号 042-337-4010
ホームページ https://schit.net/tama/esoomatsudai/
加盟年 2011

2024年度活動報告

活動分野

生物多様性, 気候変動, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育

本校は多摩ニュータウンにあり、整備された安全な町並みである反面、つながりの弱さが地域としての課題である。そのため、以前よりパートナーシップを通して「よりよい未来や社会のためにできることを考える児童」の育成を目指している。本年度も、地域との関わりを通して学習を進めてきた。

まず、最も身近な大人である保護者の協力を得た学習を行ってきた。1年生では、生活科の学習で育てたさつまいもをみんなで食べたいという児童の願いを、保護者と共に調理して「おいもパーティー」を開くことで達成した。2年生では、地域の様々な場所について知るためのまち探検に、グループごとに保護者が同伴することで、様々な場所に探検に行くことができた。保護者の協力を得ることで、達成できる児童の思いの幅を広げることができた。

また、地域の方と共に学習を進めてきた。3年生では、地域のボランティア団体の方々と共に、年間を通して里山に関わりながら学習に取り組んだ。これは今年で5年目の取り組みである。数年前の3年生が作った腐葉土で生まれたカブトムシを育て、里山へ返し、数年後の3年生もカブトムシと出会えるように腐葉土作りに取り組んだ。自分たちの活動が、学校や地域の過去にも未来につながっていることを、体験的に学ぶことができた。

さらに今年度は、似ている学習に取り組んでいる学校との交流を行った。5年生では、本校と同じように米作りに取り組んでいる市内の学校と声をかけ合い、オンラインでの交流会を行った。他校との交流は児童にとって新鮮であると共に、似ているが違う取り組みに興味をもっていた。また、発表の仕方や考え方等に刺激を受けていた。

各学年で地域資源を活用し、地域の自然や町のよさを児童が体験的に感じ取ることができた。児童にとって身近な場所やものに対して児童が主体的に関わり、地域への関心をさらに高めることができた。また、校内人材だけでなく、様々な人と児童が交流することにより、児童が自らの学びや地域への思いを深めた。そして、対話や協力の大切さにも児童が気付けた。

来年度の活動計画

次年度もパートナーシップを通して「よりよい未来や社会のためにできることを考える児童」の育成を目指していく。

そのためにまず、今年度の成果の一つである様々な人達との関わりを、次年度以降にも確実につなげていきたい。教職員の異動があっても関係を途切れさせないように、今年度お世話になった方々をリスト化し、次年度も継続して関われるようにしていく。

また、今年度の課題として「よりよい未来や社会にするためにわたしたちにできること」という視点をもって課題追究している児童の少なさがあがった。児童がすすんで考え、実践できるようにするために、児童の思いを達成する柔軟な学習計画が必要であると考えている。実践できている学年を手本に、他学年にも広げていきたい。

過去の活動報告