2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 人権, 福祉

本校では、地域資源の自然、街、環境、郷土を柱に、子どもたちに持続可能な未来をつくる力を育むことを目的として、生活科や総合的な学習の時間の中で、環境教育を中心としたESDの視点にたった学習活動の工夫を行い、SDGsの目標を意識しながら全学年で計画的に実施した。
【各学年の主たる学習活動】
【1年】
生活科「しぜんとともだちになろう」68時間
・はるとともだちになろう
・なつとともだちになろう
・あきとともだちになろう
・ふゆとともだちになろう
1年を通して季節ごとに校庭や近隣の野原や公園で、生き物や樹木、草花などに諸感覚を使って触れ合ったり、友達と一緒に自然物や身の回りのものを利用して作ったり遊んだりしながら、自然遊びの楽しさや自然の不思議さに気付く活動をした。それらの活動後に活動の様子の絵を描いたり、自分の考え等を作文に書いたりしてまとめた。
【2年】
生活科「町探検をしよう」30時間
生活科「めざせ野菜作り名人」35時間
生活科「あしたへダッシュ」40時間
地域の人、場所、自然に関心をもち、探検したり地域の人と交流したりするなどの活動を通して、自分たちの生活が地域の人々と深く関わっていることに気付き、親しみをもって地域の人と接する。校庭や学級園で動植物に触れたり育てたりすることで、自然の不思議さに気付き、自然と共に生活することを楽しむことができた。
【3年】
総合的な学習の時間「わたしの町 すてきな人 ゆたかな自然」70時間
・からきだの道~花や虫の博士になろう~
花やカブトムシ等の生育環境を保全することを通して、動植物に愛着をもち、動植物や人と意欲的にかかわろうとする態度を養った。
・大豆を育てよう
大豆を栽培し、成長過程を観察するとともに、大豆が様々な加工食品と
なっていることを学んだ。
【4年】
総合的な学習の時間「広げよう! わたしとわたしの町」70時間
・広げよう!きれいな町
身近な環境問題について関心をもち、よりよい街づくりのために何ができるかを考え、実践していく力を育てた。
・広げよう!やさしい町
障がい者などと関わりながら、助け合う温かい地域作りの大切さに気づき、やさしい町とは何かを考え、やさしい町づくりに取り組む力を育てた。
・広げよう!未来へ
地域の一員として自分ができること、自分の役割を考え、実践していく資質や能力を育てた。
【5年】
総合的な学習の時間「環境問題について考えよう」70時間
・米づくりをしよう
稲を育て米を収穫する体験を通して身近な食に関心をもち生活を見直した。
・環境と私たちの環境について調べよう
米づくりをする活動を通して、身の回りの環境について調べた。
・これからのよりよい環境を考えよう
未来の地球とわたしたちの暮らしについて考え、暮らしの中の「もったいない」を考える。その後、食品ロスについて調べたい課題を設定し、追究する。食品ロスを減らすためにできることを考えた。
【6年】
総合的な学習の時間「わたしたちの郷土」70時間
・わたしたちの郷土
国際理解の視点をもち、自分たちの町のよりよい未来や社会のためにできることを考えた。
・よりよい郷土にするために
職業調べを通して、地域の仕事やはたらき方を知り自分たちの町のよりよい未来や社会のためにできることを考え、発信した。

来年度の活動計画

本校としては、①地域資源の有効活用とカリキュラム・マネジメント②地域の人々とのネットワークづくりを目指して活動を展開したいと考える。教員として、豊かな体験をとおした探究的な活動の展開及び主体的・対話的で深い学びの実践を進めていく計画である。
子供たちの期待される変容として、
①地域への愛着をもち、地域の一員としての自覚をもっている。
②課題に気付き、それを解決するための学び方を身に付け、活かすことができる。
③互いの意見を尊重しあい、協働しながら、解決しようとすることができる。
④自己の生き方を見つめ、自分ができることをすることができる。
を目指していく。