所在地 | 〒981-3101 宮城県富谷市成田六丁目36番地1 |
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電話番号 | 022-351-7631 |
ホームページ | https://www.tomiya-city.miyagi.jp/site/naritahigashisho/ |
加盟年 | 2018 |
2024年度活動報告
減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 福祉, その他の関連分野
本校は、「富谷を見つめ、地域で学び、ふるさとの未来を創る子どもの育成~3つのつながり(人・地域・未来)を通して~」を活動テーマとし、地域の人との関わり、自然と触れ合いながら「ふるさと富谷」への思いや考えを深め、「持続可能な社会の創り手」として、自己の生き方を考えることができる児童の育成を目標とした。主なものとして、①福祉に関わる学習、②持続可能なまちづくりに関わる学習、③郷土の自然と歴史に関わる学習、④環境、⑤国際理解に関わる学習を行った。
①福祉に関わる教育
「はたらく犬を知ろう」「キャップハンディ体験」「パラリンピックについて調べよう」
日本盲導犬協会から外部講師を招いての盲導犬交流会、社会福祉協議会の協力の下で行ったキャップ・ハンディ体験等、福祉について実感を伴った学習を行うことができた。キャップ・ハンディ体験では、校内で特殊な装具を装着して、障がいを持った方や高齢者の方々の状況を疑似体験し、ハンディキャップを持った人への理解の深まりが児童の感想からも感じられ、有意義な体験学習となった。また、パラリンピックについても調べ、障がいと共生している人たちに目を向けることができた。
②持続可能なまちづくりに関わる学習
「地域防災活動」「富谷市の特産品」「富谷市の未来」
地域の防災について、署員の方から災害が起こったときの対応の仕方や、大事にしていることを教えてもらい、防災についての知識を深めた。また、災害が起きたときに地域の中で自分たちが注意しておくことを学ぶことができた。富谷市の特産品の生産と消費に係わる学習では、ふるさと富谷市の特産品であるブルーベリーの生産やブルーベリーの育ち方について学習した。3年生がブルーベリー畑に行き、生産者の話を聞いたり、実を食べたりすることで生産者の苦労や特産品を広めていきたい思いなどを知ることができた。また、みやぎの特産品笹かまぼこについて、体験活動や見学、調べ学習で学んだことをまとめ、発表する中でふるさとへの理解を深めることができた。5年生では、次世代グローバル人材の育成として、自分のまちの仕組みや身の回りの仕事、社会の仕組みについて考える学習を企業と連携して行った。6年生では、自分たちが住んでいる富谷市について、ICTを活用していろいろな角度から調べ、どんな未来にしたいかを考えまとめる学習を行った。地元の良さや強みを知るとともに、自分たちの手でより良いまちづくりをしていくという視点で、未来の富谷市について発表し合うことができた。
③郷土の自然と歴史に関わる学習
「5年花山野外活動」「6年修学旅行」
5年生が1泊2日で野外活動を行った。沢遊びやウォークラリーなど山での活動を通して、自然に触れ合うことができた。6年生は、遺跡についての説明を聞いたり、勾玉や縄文土器作りをしたりするなど実際に見て、触れて、体験することで知識を深めることができた。また、県外の遺跡や名所などを実際に巡ったり、郷土玩具づくりを体験したりして、郷土の自然と歴史への関心を広げることができた。
④環境に関わる学習
「世界を探検」
5年生が環境について外部講師を招いての環境学習を行った。「SDGs環境出前講座~国がなくなる?キリバス共和国と地球温暖化」と題した話を聞き、「人間が起こしたことは人間が解決する。希望を失わないで解決していく。」という言葉に心を強く揺さぶられ、自分たちにできることについて考えるとともに、世界への関心がぐんと高まった。
⑤国際理解に関わる活動
「届けよう、服の力プロジェクト」
市内の高校と連携し、服の力プロジェクトの活動を行った。難民の話など世界の厳しい現状を聞き、自分たちが恵まれた環境の中で生活していることを理解するとともに、自分たちにできることを考え、学校全体で国際協力に関わる活動をすることができた。
来年度の活動計画
本校では、「人とのつながり」「地域とのつながり」「未来へのつながり」をキーワードとして特色のある教育活動をSDGsの視点から構築してきた。今年度はアフターコロナ2年目、人と地域とのつながりを重視して外部講師を増やしたり、中学校と合同の活動を行ったり、地域や人とつながる活動を行うことができた。今後も教育活動全体をSDGsの視点で捉え直し、地域理解を深めていくとともに、主体的に他者と関わる意識を育んでいきたい。児童と共に教員の意識も高められるように、各学年の指導計画や活動内容を工夫していく。