• とよはししりつなんりょうちゅうがっこう
  • 豊橋市立南稜中学校

  • Toyohashi Municipal Nanryou Junior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒411-8134 豊橋市植田町字的場50番地
電話番号 0532-25-1318
ホームページ http://www.toyohashi-c.ed.jp/nanryou-j/
加盟年 2015

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 福祉, 健康

本校では,社会のさまざまな問題を自分の問題としてとらえ,よりよく解決していこうとする生徒の育成を目ざし,ESDの視点によるカリキュラムづくり・授業づくりを行っている。2018年度より始まった地域貢献ボランティア活動に加え,梅田川を柱とした3年間の総合的な学習の時間の年間指導計画に沿って実践した。

⓵「梅田川にかかわりながら地域のありかたを考える総合的な学習の時間(みらい学習)」に係わる活動
校歌の最初に登場し,南稜中校区の誇りでもある「梅田川」にかかわりながら地域の課題について考え行動する単元を構想し,全学年で実践した。1年生は「誰もが暮らしやすい社会をつくろう-くすのき特別支援学校との交流を通して-」とし,地域にある特別支援学校との交流を行った。「こんなユニバーサルデザインがあったら誰もが暮らしやすくなる」と自分のユニバーサルデザインを考え全校へ提案した。2年生では,「梅田川を未来へつなぐ-梅田川ぴかぴかプロジェクト-」とし,梅田川の生物多様性や水質汚染・海洋ゴミ問題について学習した。3年生では,「持続可能な社会を目ざして-SDGsの達成のためにわたしたちにできること-」とし,これまでの学びをもとに視野を世界へと広げ,SDGs達成のために自分たちにできることを考えた。
梅田川クリーン活動を行ったり,地域の商業施設で学んだことを地域に向けて発信したりすることで,梅田川の生態系を守っていくために協力していこうという気持ちを高めるとともに,地域を愛し地域に生きる住民として誰にでも住みよい街にしていきたいという思いを強くした。また,外部講師にアドバイスをもらいながら,SDGs達成のための取り組みを実践してみたりスライドにまとめたりして発表することで,持続可能な社会の実現につなげることができた。

⓶「地域貢献ボランティア」に係わる活動
地域からの要望に中学生が応える地域貢献ボランティアも,コロナウイルス感染症の5類への移行を受け再開した。地域からの要望に応え,各小学校での学習支援や福祉施設での介助活動などの活動を行った。また,コロナ禍中で息づいた校内でのボランティア活動も活発に行われ,生徒会執行部が主導した校内の草取りボランティアには70名の生徒が参加した。地域からの要望に応えるだけでなく,学校をよりよくするために自分たちから動き出すことができたことに,生徒たちの大きな成長を感じた。

来年度の活動計画

令和5年度より始まった小中一貫教育では,総合的な学習の単元が小中でつながるように,梅田川や地域活性化をテーマとするよう構築してきた。更なる拡充に向け,近隣4小学校と児童生徒,教員間での交流を充実させていく。また,総合的な学習の時間を通して学んだことを発表し,持続可能な社会づくりについて参加者で話し合う「南稜ESDサミット」を開催する。開催の様子を講師や地域の大人たちにも参加してもらい,生徒の意見に対してアドバイスをいただくことを通して,地域一丸となってSDGsの達成に取り組んでいくようにする。

過去の活動報告