• きんちょうりつなかがわしょうがっこう
  • 金武町立中川小学校

  • Kin Municipal Nakagawa Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒904-1201 沖縄県国頭郡金武町金武10154
電話番号 098-968-2103
ホームページ http://kin-ed.sakura.ne.jp/kiraring/
加盟年 2013

2023年度活動報告

活動分野

環境, 国際理解, 平和, 人権, その他の関連分野

 

本校は学校教育目標にESDの理念「夢や希望を持ち、心身ともに健康でたくましく、持続可能な社会に貢献する子」を掲げ、総合的な学習の時間・ESD教育の共通テーマを「Think Globally Act Locally 地球規模で考え 足元から行動せよ~つながる地球みんな仲間~」と設定している。ESDの実践を通して体系的な思考力、持続可能な発展に関する価値観を見いだす力、代替え案の思考力(批判力)、情報収集・分析能力、コミュニケーション能力、リーダーシップの向上を育みたい力としている。具体的には、①環境教育②国際理解教育③平和教育④キャリア教育の4つの分野をつなげて進めてきた。

①環境に係わる活動

 

3年生は「生き物はかせになろう~地域の生き物観察を通して~」をテーマに、金武町の自然環境の素晴らしさ、これから自分たちにできることは何かを考える。今年度は、校内でみられる生き物観察から、地域を流れる億首川に生息する生き物について調べ、生き物の住む環境について調べた。

 

また、5・6年生は、体験型学習プログラムの「買い物ゲーム~買い物の模擬体験」を通して商品に付随する容器包装ごみに関心を持ち、分別やごみ減量の工夫など、自ら考えて行動し、環境に配慮した生活を学び取ることができた。

 

②国際理解に係わる活動

 

 

 

 

 

4年生は「郷土の自然歴史文化~先人から学ぶ~」をテーマに、金武町のことを自然・歴史・文化の視点から調べ、特に金武町の偉人「當山久三」について、学習発表会での劇も披露し、学習を深めることができた。そのことにより自分たちの住んでいる地域のよさを再発見することができた。

また、3年生~6年生は、地域の伝統文化であるエイサーを中川青年会から指導してもらい運動会を発表の場とし、地域の伝統文化を知る機会となった。

金武町の海外移民子弟との交流では、自分たちの住んでいる金武町について紹介したり、ペルー、アメリカ、ボリビアの文化に触れ、学ぶことができた。

 

③人権・平和に係わる活動

 全校児童で10年以上継続して取り組んでいる「服のチカラプロジェクト」では、6年生を中心に、世界の困っている人へ自分たちができることは何なのか考え、難民の方々へ衣類を寄付している。今年度は、近隣の学校や地域への呼びかけも再開し、集めた子ども服を送ることができた。

 

また、6年生は、「平和を考える~今私たちにできる事~」をテーマに沖縄平和祈年資料館や南部戦跡を巡る学習を通して、平和の尊さを知り、平和を求める気持ちと自分たちができる事を考えた。

 

④その他(キャリア教育)

キャリア教育では、各学年で道徳、学級活動、生活科、総合的な学習の時間、社会科などの学習を関連させ、人間関係形成・社会形成能力、自己理解・自己管理能力、課題対応能力、キャリアプランニング能力の育成を図った。

 5年生は、「なりたい自分探し~色々な職業を知ろう~」をテーマに職業人講話や地域の企業や施設でのお仕事体験を行うことがで

き、働く姿を通して将来の自己イメージを考えるよいきっかけとなった。

6年生は、ファイナンシャルプランナーを招いて「金融教育教室」を開き、自分のライフプランについて考えたり、ライフプラン表の作成することで、「働く」ことの意義や「働く」ために必要な力は何かについて考え、自分の将来の夢に向かって考える機会となった。

来年度の活動計画

引き続き、ESDのテーマを「Think Globally Act Locally 地球規模で考え 足元から行動せよ~つながる地球みんな仲間~」と設定し、ESDの実践を通して体系的な思考力、持続可能な発展に関する価値観を見いだす力、代替え案の思考力(批判力)、情報収集・分析能力、コミュニケーション能力、リーダーシップの向上を育みたい力として計画中である。

具体的には、環境教育、国際理解教育、平和教育、キャリア教育の4つの領域1,2年生は生活科、道徳、学級活動、3年生~6年生は理科、社会、総合的な学習の時間を中心に取り組む予定である。

また、金武町は英語特区として、全学年で英語活動に取り組んでいるため引き続き英語活動の充実、他校との交流を通した活動等も、リモート交流や学習時間を工夫しながら実施したい。SDGsに関わる取り組みを意識し、持続可能な社会の担い手となることができるよう、ESDの実践に継続して取り組んでいく予定である。

過去の活動報告